りかちゃんハウスか？

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本日はパラレル事故チューを更新しました。
事故というか……なんというか……災害だよこれは、
突然テトラポットの上から女の子が降ってきたら怪我じゃあ済まされないような気がする。

テトラポットの上でデイジーは何をしてたかって？
きっと夕日を眺めていたんだと思います。そろそろ帰ろう、と思って立ち上がったらコケた、
ということだと思っていただければ。


学校帰りに浜辺に来て、最初はかもめをみていて、その後キラキラ光る海の波を見て、
そのあと今度は街のほうに走っていく車の列を眺めて、
最後に夕日が海に沈んでいくのをじーっと見ていたんじゃないでしょうか。

パラレルデイジーはとにかく変わり者というか、自然の姿が時間をかけて少しずつ変わっていく
ものとか、そういうのを見るのがすきなんじゃないかなぁ。
自分の気持ちも、赤城の気持ちにも、そうやって少しずつ、少しずつ気づいていくんだと思います。

三年かけてね。

そういうわたしの想いもあるので、パラレルのデイジーはすごく鈍感です。
好きとか嫌いとか、そんな感情に気づく日はいつなんでしょうか……。



赤城もちょっとだけセンチメンタルです。
「高校生活は、三年後の受験への通り道に過ぎない」
といわれてしまう受験戦争に嫌気がさしてにげだそうとしたら、今度は
高校生活のすべてをかけて求めるものに出会った、というターニングポイントでしょうか。

大げさだけど。

さっきふと思いついただけの志波くんの話。
ふくらませたらもう少し長くなるかしら。ならないかしら。




「志波くん、上がって上がって」
「おじゃまします……」
「大丈夫、今日、うちの人誰もいないから」
「誰もいないのか……？　（まずくないか、そういうの？）」
「うん、誰もいないから志波くん呼んだよ、ってお母さんに言っておいたよ」
「そうか……　（親に知られてるんじゃ、なにもできねえな）」


「ここがわたしの部屋！　入って、適当に座ってて。　　志波くんが来るって言ったらね
　お母さん、張り切ってアナスタシアでケーキ買ってきたんだよ。　今もって来る」
「ああ……」


ここが……小春の部屋か……。


……なんか、何もかも小さいな。
ぬいぐるみとか……、窓のとこにも小さいのがたくさん飾ってある……

あ。アクセサリー。　指輪……、ピアス……。たくさん持ってるんだな。
やっぱり小さい。

なんだ、ここ。

ままごとでもするのか、俺……　　　（←　自分がでかすぎるだけ）


「お待たせ……　あれ？　志波くん、どうしたの？　立ったままで」
「いや……　どこに座ろうかと思って　（言い訳とか　……　苦しい）」
「あ、そうか。　ベッドの上にクッションあるから、座っていいよ？」
「ああ、……わかった」

「さあ、ケーキ食べよう？　すごくおいしそうだよ～」



なんてなー。

本当は、デイジーの部屋の電球が切れたとか、部屋の模様替えがしたい、
とかいって志波くんにお願いする話にしたかったんですけど、
なんかそうするとデイジー一人暮らしじゃないとつじつまが合わないような気がして
（実家暮らしだったらお父さんがやってくれるだろうし）
そうすると志波デイジーの一人暮らしは、志波くんが許さないような気がするので、
却下となりました。