女の子を妄想する

昨日の続き　です。　まだ続くのかよ。


予想外に自分のツボに入ってしまったのです。

こんな話ばっかりかいてて、まともなものが書けなくなっているような気がします……。


続きといいつつ、コメントいただいた　その後のデイジーの会話
です。もろイタダキです。すみません……。



前提。
設定は昨日と同じです。
佐伯と赤城はでてきません。それぞれのデイジーだけ登場です。


続きにて。　　初　デイジー同士の会話。

「そういえばこの前、佐伯くんと赤城くん、一緒にご飯食べたんだって」
「え、めずらしいね」
「うん。急に授業が休講になったときに、たまたま佐伯くんに会って、誘ったんだって」
「へぇ～。　瑛くん、赤城くんのこと苦手だって言ってたのにな」
「楽しかったって言ってたよ、赤城くん」
「そうなんだ。　何の話したんだろう。　あの二人で話題ってあるのかな」

「あのね、なんかね、怖いものの話をしたんだって」
「怖いもの？　なにそれ」
「あっ、そうだ。わたし、華ちゃんに謝らなきゃ、って思ってたんだ。わたしが悪いの、うっかり赤城くんに、
佐伯くんってお化けが苦手なんだよって喋っちゃって。そうしたら赤城くんたら面白がって、
それを佐伯くんに確かめてみたんだって」
「あ、そうなんだ」
「あんな話バラされて、佐伯くん、怒ってたんじゃないかなぁ」
「全然そんな話、聞いてないよ」
「赤城くんって、そういう人をからかうみたいの、好きみたいだから……ごめんね」

「いいよ、いいよ。　雪ちゃんも知ってるんだね、テルくんのお化け嫌い」
「うん。夏休みに赤城くんとお化け屋敷に行った時にね、赤城くんが全然怖がらないから、
同じ男の子なのにずいぶん違うんだなぁって思って、話しちゃったんだ」

「赤城くんって、いつも冷静そうで、怖いものなんてなさそうだよね」
「そんなことないよ。　赤城くんってね、ああみえて虫を見るとすごく取り乱すんだよ」
「えーっ、そうなの？　意外だなぁ」
「でしょ？　でもね、もう、虫全般がダメなんだよ」
「そうなんだ」
「うん。　佐伯くんにその話もしたって言ってたよ」
「そうなんだ。瑛くん、教えてくれるかな。今度聞いてみよっと」
「うんうん。　あ、でも、赤城くんの虫嫌いは相当変な話で、ワケが分からないと思うよ、
覚悟しといてね」
「あはは。　楽しみ」

「ねえ、真面目な話、佐伯くんと赤城くんが二人そろって真剣な顔してそんな話していたら、
おかしいと思わない？」
「思う！　きっとさ、遠くから見ていたらすごく絵になるのに、近づいたらそんなこと力説
してるんだもん、面白いよね」
「でしょ？　それにさ、虫とお化けとどっちが怖いか？　なんて言いあいしてるなんて」
「ふふふ。　どっちが怖いか決めて、どうするんだろうね」
「変なところで意地張る二人だよね」

「そんなの、どっちもどっちだよね」

「あはは！　言えてる。　というか、どっちが怖いなんて、人それぞれだもんね」
「お互い、子どもっぽい彼氏だよね」
「そうだね～」




なんて、完全に遊ばれている二人でした。

以上、以上！！　これでこの話はおしまい……！　　だとおもう……。