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恋煩い日記

2012年は毎日何かを書こう、という目標のもといろいろな創作をするブログになりました。

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こんなんだったらご飯三杯いける

こんばんは。aikaさんから「こんなヘンタイ、のしつけてくれてやります!」と赤城をいただいたゆうきです。
喜んでいただいた揚句に「でも赤城はわたしの嫁じゃなくていいや、デイジーの婿で!!」と高らかに宣言しておきました。
なんか一雪さん「婿」っていう言葉が似合うと思います。花婿さんだったらもっと似合うよね。

白いタキシードですよ。すごいシュッとしてそう。軽く着こなしそう。
んで、ウエディングドレスに着替えたデイジーが控室から出てきて、「ど、どうかなぁ?」とかちょっと照れてれしながら聞くんだけど
「驚いたな。馬子にも衣装だね」とかうっかり言ってグーで殴られてればいいです。

「ばかばか! もう一雪くんなんか知らない! お婿さんにしない!」
「ちょ……! ごめんってば!口が滑っただけで!」
「口が滑ったって、本当にそう思ったってことじゃない」
「違うってば……もう、なんでそんなに怒るのかな」(怒るよ、当たり前だよ)
「ぐすぐす……、どうせ、わたしなんか可愛くもないし綺麗なドレスも似合わないもん……一雪くんにふさわしいお嫁さんになんかなれないもん……ぐすぐす」
「あー。もう……ごめん! 本当に」(とか言いつつ、誰もいない控室に連行)

「泣くなってば」
「泣くよ……一雪くんが悪いんだよ」
「そうだね、僕が悪かったね。ほら。泣きやんで。お化粧、落ちちゃうよ。不細工になっちゃうから」
「……また、そういうこと言う……」
「あっ。やっと笑った」
「もう、一雪くんが変なことばっかり言うから。怒る気もうせた」
「君は今から世界一幸せなお嫁さんになるんだから。もう泣くのはやめて。笑ってくれよ」
「うん。……ごめんね、泣いたりして」
「ううん、僕が悪かったんだから。本当にごめんね」
「いいよ。もう慣れたから」
「ふふ。ありがとう」

とか言って、誓いのキスの前にチュッチュしてればいいじゃないか。
そんでうっかり抱きしめちゃったりして、あとからデイジーを見たお母さんとかに「化粧は落ちてるし、ドレスはくちゃくちゃにして!なにやってるのあんたは!」とか言って怒られる、と。

イヤそれにしても失礼な奴だな、赤城。こんな男を好きだなんて、デイジーちゃん趣味悪い!!

とか言いつつそんな赤主が大好きな私です。


もう充分に妄想したはずなのですが、続きはこの時この時にかいた大学で再会の赤主の続きのようなもの。
ちょっと思い浮かんだので。






(大学生な赤主)
要するに、高校時代にテリウイベントまでしか進まなくて告白EDを迎えられなかった二人が大学に入ってから偶然再会して、ようやく連絡先を交換してなんとか友達(?)関係になったよ、という前提。






「会いたいときにいつでも会いに来るよ

こんな日が来るなんて思いもしなかった。
もう会えない、だから忘れなきゃ。そう思っていた人に偶然会えて。……酔って、自分がやらかしてしまったことについては忘れてしまいたいくらいだけれど。

赤城のメールアドレスに、何度かメールを送ろうとしたけれど、そのたびなんと書いたらいいのか思いつかなくて、結局彼女は今日までなにも送ることができずにいた。
赤城からのメールもなかった。

(あんまり期待しちゃいけないよね。気をつけなきゃ)

これから少しずつ仲良くなっていけたらいい。今までの所在も知れないことに比べたら。

次の講義がある教室に向かって彼女が急ぎ足で歩いていると、中庭に人だかりが見えた。
何の気なしにそちらの方を見てみると、ついこの間再会したばかりの赤城が中心にいて、女の子に囲まれている。
思わず彼女は柱の陰に隠れてしまった。いけないとは思ったけれど、窓を隔てていて声が聞こえるわけではない。
赤城を取り囲む女の子たちは笑顔ではしゃいでいるように見えた。真ん中の赤城はいつものようにひょうひょうとした涼しい顔をして、みんなを引き連れるように(そう彼女には見えた)して、中庭から出て行ってしまった。
声をかけようだなんて、そんなこと思いもしなかった。ただ隠れて見守ることしかできなかった。

(そういえば、赤城くんがどの学部にいるのかもわたしは知らない)

今更なことに気がついて彼女は少しだけ茫然とした。やっぱりわたしはまだ赤城くんのすごく遠くにいる。
それは当たり前のことなのだ。二年もまったく顔を見ることもなくて、ケータイの番号もアドレスもついこの間交換したばかりなんだから。

自分と彼が同じような気持ちでいるかもしれないだなんて、そんな期待をしたらいけない。
たった一晩で、そんな簡単な誤解をしてはいけない。

彼女はどうにかして自分に言い聞かせようとして。そして踵を返して走り出した。

同じ大学にいるなんて、ちょっと探せばすぐに見つかってしまうなんて、知らない方が良かった。





我ながら思う。
好きだね、こういうの。

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