恋煩い日記
2012年は毎日何かを書こう、という目標のもといろいろな創作をするブログになりました。
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キモイキモイキモイ私
あのね。すっげぇキモイこいつマジいっぺん死んで来いと思われるのを承知で書くわね。思わず緊張のため口調がいつもと違っているわよ。
通勤時、割と人がたくさんいるんですね。それで駅で乗り換えのためにみんないっせいに歩いていくんですけど、その人の流れの中にひときわ背の高い男の人を発見したのです。
スーツ着てましたが、推定身長187cm。いや、わかんないけど180は超えてたと思う。182の知人がいるんだけど、そいつよりも高かったと思う。
そんでね、とっさに「この付近に背の低い女性の方はいませんか!」って思ったんだけどいなかったのね。並んではくれなくても近くに行ってくれれば志波主の身長差が分かりやすいのに! どのくらい見上げるんだろう、とか思ったんだけど。周りにいたのは標準身長の女性か、標準身長のおっさんだけだったわ。
そんで、私自分が何食わぬ顔して隣に並んで歩いてみた……。(←ここ、突っ込むところ)
足の長さが違うもんであっという間にその人、先に行っちゃいましたが。
いやー、背が高い人と並んで歩くのって、大変だね! 顔も見上げないとだし、歩幅全然違うし!
私(標準身長)でこうなんだから、おちび設定のマイデイジーなんていったいどうなるんだろうか。
うん、すいません。キモくてすいません。一瞬であっても並んで歩いてしまったあの方には死んでお詫びをしようかと思いますが、あれ以来見かけないのでまあ、いいかと思っているww
というわけで早速妄想に活かしてみる。
「志波くん、おまたせ!」
「ああ、そんなに待ってない」
「そう、よかった」
「じゃあ、行くか」
「うん」
先に立って歩き始める。今日は日曜日だけど、この辺はそれほど混んでいなくて歩きやすい。それにいい天気だ、風も気持ちよくて、なかなかの散歩日和。
もちろん、これから俺たちは水族館に行く予定だが、そこまでの道のりは散歩気分で歩けそうだ。
すぐ横に並んで歩き出した小春の頭をちょっとだけ見下ろす。歩いているときは仕方がないが、もうちょっとよく顔が見たいと思う。俺がもうちょっと背が低ければ。
最初に感じたのは、ちょっとした違和感。歩くときの癖なのかと思ったくらいだ。
時々、小春がぴょこんと跳ねるように歩くこと。何度かそうやって小春が跳ねるのを見たあと、珍しく手をつないでいなかったのに気がついて俺は手を出した。
「手、つないでいこう」
「うん」
小春は素直に俺の手をとって、また歩き出した。
今度は違和感ではなく感じる。
小春が跳ねるようにする原因。小春と手をつないだ俺の腕が後ろに引っ張られるようになると、小春が跳ねる。
そしてすぐに理由に思い当たる。
「悪い、歩くの、早かったな」
「え? うぅん、大丈夫だよ」
「でも、時々おくれてるからちょっと駆け足になってるんだろ?」
「……あれ、ばれちゃった」
分からないとでも思ってたのか? そういってみると、「だって本当にちょっとだけだよ、すぐに追いつくし」だと。もう何度も何度もそうやって無理してたくせに。
「気をつけてゆっくりめに歩いていたつもりだったんだが、ごめんな。もっと気をつける」
「うぅん、こっちこそごめんね、気を使わせちゃって」
「いや、そんなことないし、俺はお前の彼氏なんだから、もうちょっとわがまま言ってもいいんだぞ。っていうか、これくらいわがままの内にもはいらねえよ」
「……うん、ありがと」
小春にあわせて歩こうと思ったら、それからしばらくはちょっと大変だった。早く走るのはともかく、ゆっくり歩くというのはあまり俺の性には合わないようだ。でも、すぐに慣れた。
それから、俺は「小春速度」を身につけた。だから今では小春がぴょこんぴょこんと跳ねるようにして歩くことはまずない。
……それはそれで、ちょっと残念なんだが、な。
「女の子速度」の話です。小春はのんびりしてるから、「女の子速度」よりももっと遅く歩いてくれないと走って追いつかなきゃならないくらいなんだぜ! という話でした。
相変わらず志波さんがなんか変なこといってます。
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