恋煩い日記
2012年は毎日何かを書こう、という目標のもといろいろな創作をするブログになりました。
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胸がきゅんきゅんする感じ?
やっぱり赤城が好き。
なんつーか、デイジーが赤城のことが好きで、赤城もデイジーのことが好きで、
そんな感じの甘酸っぱ話が書きたい。
そう思った。
なんつーか、デイジーが赤城のことが好きで、赤城もデイジーのことが好きで、
そんな感じの甘酸っぱ話が書きたい。
そう思った。
「オッス!」
「きゃっ! びっくりした……、あれ、赤城くん!」
「久しぶり」
どどど、どうして、こんなところに赤城くんがいるんだろう。
だって、ここは羽ヶ崎学園の校門で、今は帰りのHRが終わったすぐ後の時間で、まだ羽学の生徒もたくさん学校に残ってて。だから、はば学に通っているはずの赤城くんがこんなところにいあるはずないのに。
赤城くんはいつもの制服姿。紺色のブレザーはここにいるととても目立つ。けれど彼は周りの視線をあんまり気にする様子もなくニコニコとした笑顔をわたしに向けていた。
「う、うん。久しぶり」
「何ヶ月ぶりかなぁ。ウィニングバーガーで一緒にハンバーガー食べたとき以来? 偶然だけど、よく会うね」
「そうだね」
―― アンタは、好きな子とかおらんの? もしいるんやったら、あたしら全力で応援するから!
この間はるひちゃんに言われたことをなぜか突然思い出した。「好きな子」と聞かれたときに、わたしは羽学で一番仲がいい佐伯くんや、カッコよくって女子にも人気がある志波くんや氷上くんじゃなくて、赤城くんの顔を思い出したのだ。赤城くんとは数えるほどしか会っていないのに。名前を知ったのだって、ついこの間なのに。
そんなことを思い出したら、急に赤城くんの顔を見るのが恥ずかしくなってしまった。
けれど、せっかく会えたのにすぐ別れるなんてしたくなくって。
「三ヶ月くらいぶりかな? 羽学に来るから、もしかしたら会えるかなって思ってたんだけど」
「そうなんだ」
「急に来ることになったからさ。会えなくても仕方ないかな、って覚悟はしてた。けどすごいな、本当に会えるなんて」
やだ……、赤城くん、そんなに喜んだり、したらわたし、誤解しちゃいそう。わたしに会えて喜んでるって、そんな風に思っちゃうから、あんまり喜ばないでよ。
なまじ、「好きな子」と聞かれて赤城くんの顔を連想しちゃったりするくらい、わたしには少し思うところがあるからまずい。少しでもこんな素振りを見せられただけでも舞い上がっちゃいそうになる。
「あっ……、ごめん、僕一人でテンション高くなっちゃって」
ちょっとだけ顔を赤くして苦笑いした赤城くんは、改めて笑顔になるとわたしに向き直った。
……やっぱり、すごくカッコいい。会えない時間が長くて、その間わたしはなるべく赤城くんの顔を覚えていようと思うんだけど、やっぱり記憶はどんどん薄れちゃって。
だから、今見ている顔をずっと覚えていられたらいいのにな、って思う。
恥ずかしくって、なかなか正面から見返せないのが少しだけ悔しくて。でも、真正面から向き合うなんてことはできそうになくて。
「ねえ、もしよかったら、少し待っていてくれないか、僕の用が終わるまで」
「えっ? それって、どういうこと」
「えぇっと……、一緒に帰らないかって、誘ってるんだけど。君、ちょっと鈍いね」
「はっきり言うよね、赤城くんって」
「ご、ごめん! 癖なんだ」
やっぱり、期待しちゃうよ。誤解しちゃう。赤城くんが、ちょっとでもわたしのこと、気に入ってくれてるのかなって。だとしたら、すごくすごく嬉しい。
こんな心が自分の中に隠されてたなんて知らなかった。これが、恋っていうのかな。
わたし、赤城くんのこと好き、なのかな、やっぱり。
でも、わたしは自分に全然自信がなかった。会うたびにケンカみたいなことばかり言ってしまって、かわいくないところばっかり見せているし。女の子として見られてないんじゃないかなあ、って思う。
何よりも、いつも偶然に会うだけなのに、急に本気になって好きだなんて言えないよ。偶然でもいいから会いたくて、お休みの日に探してみたりするなんて言ったら、キモチ悪いよね、絶対。
なによりも、あの赤城くんだよ。頭もいいし、カッコいいし。生徒会の執行部なんかやってて。モテないはずないもん。きっと羽学にいたら、佐伯くんやハリーみたいにモテるはずだよ。
わたしみたいな何の取り柄もない普通の女の子が好きになんかなっても、玉砕するだけ、だよね……。
だから、一緒には帰れなかった。「ごめんね、用事があるから」って。部活にも委員会にも入っていないわたしに、放課後の用事なんかないのに。
だって、これ以上一緒に話なんかしたら隠し切れないもの。
わたしなんかが赤城くんのこと好きだなんて、知られちゃだめだ。 たぶん、だめだよ。
意味もなく長い。そしてネガティブシンキングデイジーさんですね。
あまり考えずに書いてしまったので勢いパラレルっぽくなってしまいましたが、羽学校門前イベントのつもりです。このあと氷上くんが来て赤城は会議に行きます。
ラブっぽい話が書きたい! ときめき!! ときめき!!
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