恋煩い日記
2012年は毎日何かを書こう、という目標のもといろいろな創作をするブログになりました。
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志波くんゴメンナサイ
うれしいな、嬉しいな! っていつも思っています。元気の素、生きる糧です(マジで!)
また楽しんでいただけるものがつくれるように妄想たくましくして頑張ります!!
と、いうわけで連日志波くんを晒し者にするわたしであった。。
ふふふ、昨日の志波くんには続きがあるのだ。
そしてこの変態的妄想は他のメンズたちにも被害を及ぼしていくわけですね。
管理人は根が変態です、すみません。
「志波くん、明日遊びに行くけど、ちょっとでいいからなにかお菓子用意しておいて?」
「は? 何のことだ?」
「ね? お願い?」
「分かった……。いいけど、何考えてる?」
「えへへ、ないしょ!」
言われなくても小春が来るなら菓子くらいは用意する。俺がじゃなくて母親がだけど。
しかしわざわざ用意しろ、と言われたのだから、俺はよく行くケーキ屋に自ら行って新作をいくつか買ってきた。
時々小春はよく分からないことをたくらんでは俺を惑わす。女というものはみんなこうなんだろうか? それとも小春だけだろうか。
「志波くん、ちょっとだけ、外に出てて?」
なんだか分からないが嬉しそうな小春の言うとおりにしてやる。
小春が楽しいんだったらなんでも付き合ってやるよ。
「いいよーって言ったら、入って来てね?」
なぜか俺の家で俺の部屋から追い出されて、俺は廊下でしばらく待った。
「志波くん、入って来ていいよー」
中からの呼びかけが聞こえたのでドアを開ける。
部屋の中にいたのは。
「えへ。お菓子くれなきゃいたずらするぞ-!」
がおー、とか言ってるのは、この前俺が衝動的に買ってプレゼントしたうさぎの着ぐるみパジャマを着ている小春だった。
……あのな、小春。
そういうことすると、自分の身が危険だというのがわからないか?
「あれ? 反応薄い……。 志波くん、ハロウィンって知ってる?」
「知ってる。この前たまたまテレビで見た」
「これじゃあ仮装にならないかなーって、思ったんだけどね……志波くんこれ、気に入ってたみたいだったから」
ピンク色のぶかぶかしたうさぎパジャマはたしかに小春によく似合ってる。
「イタズラって、どんなことするんだ?」
「えっ? ……えーと」
しどもど返事をする小春。
かわいい。俺が喜ぶと思って、こんなことしようと考えたんだろうか。
「いいぜ、じゃあ、菓子やらないからイタズラしろよ」
小春がかぶってるうさぎの耳をひっぱりながら言ってみる。
「……えぇーっ!?」
「ククッ、……今のはいつもの冗談じゃないぜ?」
「うぅ~っ、うーん、うーんと……」
小春はなにやら難しい顔をしていろいろ考えてから、ぱっと顔を輝かせて俺に抱きついて来た。
「えいっ!」
ぴょん、とジャンプして俺の首に手を回してぶら下がるように。
「えへー。重いでしょ? 降参したらお菓子ちょうだいね」
「降参なんて、するかよ」
「あ、あれ? 志波くん、どうするのっ!?」
俺は小春の腰に手を回してぐっと持ち上げた。
結局、アナスタシアのケーキを食べられたのはそれから大分たってからだった。
本来のハロウィンの趣旨とはなにからなにまで違っていたような気がするが、まあそんなことはどうでもいいことだ。
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