どう考えても暇人

本日二つ目の記事です。

ちょっと、なんていうか、息抜きというか。


こういう会話、前にも書いてたじゃん！　と自分で突っ込んでおきますがだって好きなんだから仕方ないと思う。

「質問があります」
「なんだい藪から棒に」
「一雪くんって、高校の時モテてたでしょ」
「またそれ？　モテてなんかないって」
「うそ」
「嘘じゃないよ。君に嘘ついて何のメリットがあるんだよ」
「この場合あると思います」
「もう……こういうときだけ聡いんだから」
「女の子に告白されたことは？」
「……あるよ」
「あるんだ……」
「落ち込むなよ。ないって嘘つくのは簡単だけど、そのほうがもっと落ち込むんだろ？」
「そうだけど」
「もう。自分で聞いたのにそんなに落ち込むなよ。不細工な顔になってるぜ？」
「不細工とか！　酷い！　女の子に言う言葉じゃない！」
「あ。元気になった。回復するの早いね」
「いちいち落ち込んでたら、一雪くんの彼女なんかやっていられないもの」
「それは光栄。褒められたことにしておこう」
「ねえ、それで、その子と付き合ったの？」
「高校の時？　いや、好きな子がいるからごめんねって、断ったよ」
「ふぅん……」
「君だって、男に告白されたことくらいあるだろう？」
「ないもん」
「本当に？　信じられないな」
「ないよ。男の子の友達は少しはいたけど、みんな友達だし」
「あの佐伯は？」
「佐伯くんは、今のカノジョがずっと好きだったの。わたしと全然タイプ違うじゃない」
「ふぅん……。君みたいなかわいい子がフリーだったなんて信じられない。もったいない。君の周りにいた男たちは何を見てたんだろうね」
「ちょっと、一雪くん……ほめても何も出ないよ？」
「なにか期待してるわけじゃないから。僕が同じ高校にいたら迷わず告ってたはずなのにな」
「同じ高校だったら、楽しかったかもね」
「うん。でも、君の周りの男たちが見る目がなくて、今は感謝だな」
「？」
「だって、そのおかげで君は誰とも付き合わずに高校を卒業して、こうして僕の彼女になってくれたんだからさ」
「……うん、そうだね」
「あれ？　今日は珍しく素直なんだね。明日は雨が降るかな？」
「……もう」
「で？　今度はなに？」
「なにって？」
「突然こんなこと聞くなんて、君のことだからなにか聞いたか見たかしたんだろ」
「違うもん」
「じゃあなんでそんなことが気になるの？　どうでもいいだろ、過去のことなんか」
「どうでもよくなんかないよ」
「そう？　今僕は君が大好きなんだから、それだけで十分じゃないの？」
「疑い深いとか、嫉妬深いとか、面倒くさいとか思ってるんでしょ」
「思ってないよ。……ただ、ちょっとそんなところも可愛いと思ってるけど」
「一言余計です！」
「あたっ。ぶつことないだろ」

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楽しすぎる。二人の会話だけでどんだけでも字数を稼げる自信があります。

赤城はかっこよくて頭もよくてスポーツもできるというモテ要素満点の男ですが、唯一女の子に対しての態度が悪いという理由であまり女の子にはもてなかったらいいな、と思っているゆうきです。
女の子に対しても配慮が欠けるというか、悪い意味で性差別をしないというかんじだったらいいな、というかそうだったんだろうな！
なもんで友達は割といるんじゃないかな。スッチャーのコンサートのときも女の子に声かけられて一緒にご飯とか行っちゃうし。男も女もごちゃまぜで言いたいこと言いあうようなそんな友達グループだったらいいな。
その中でもやっぱり女の子は誰が好きだとか本命は誰かとか言いあっていて、
「ユキは彼氏にしたら周りに自慢できそうだけど、彼女に対しても全然容赦なさそうだからやだな」
「甘い言葉とかとは無縁のタイプだよね」
みたいな扱いを受けてるに違いない。
それは赤城が本当の恋を知らなかったからだし、高校の時はデイジーのことが好きだったからほかの女の子のことを恋愛対象としては全く見ていなかっただけのことで。

彼女たちが今、赤城がデイジーのことをからかったりいたずらしたりして甘い言葉をささやいたり隙あらば（笑）キスとかちょっかい出したくてたまらない、なんて様子を見たら
「ユキ、変わったね」
「あんな男だとは、知らなかった！」
なんて言ってびっくりするんだろうな！
「でも楽しそうだし、幸せそうだからよかったじゃん」
って、祝福されればいい！！

幸せ赤城万歳！！