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恋煩い日記

2012年は毎日何かを書こう、という目標のもといろいろな創作をするブログになりました。

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寝る前に

なんだか今日はたくさんいろんなものを書いた気がするぞ。

というわけで寝る前にやっぱりひとつ出してから眠ることにする。

ええとですね、GS3なんですけど、GS3のお子様妄想です、
要するにバンビとメンズが結婚して、子供が生まれたらこんな感じの子ができそうだよねー、というかんじの……ええまあ、とてつもない捏造です。
嫌な予感がした方は引き返すが吉。

お前、バンビとメンズのラブラブも書いてないのにいきなりこっち行くか、
と思われる方も引き返すがよろし。

「少年アイカ」のaikaさんとこと設定は同じです。何故なら一緒に考えたから!
もりっと妄想どんと来い、な方は続きへ。



お子様です。

ニーナの娘ちゃん
小さいころからモデルのお仕事をしている。父の影響で可愛い服とか着てたかららしい。
本人もとっても可愛いが、口を開くとぴよぴよしている。
不二山くんは頼りがいのあるお兄さんみたいな幼馴染。

嵐さんの息子くん
嵐さんまんま。柔道部。いつか父を超えるのが夢だが、そう簡単には行かないらしい。
スポーツ万能、勉強はそこそこ。女の子にもそこそこモテるが男女のことはあまり興味がなさそう。部活命。
ニーナのことは幼馴染のお友達以上には思っていない様子。


……という二人。







はばたき学園には柔道部が存在する。
校舎の裏、他の部室や建物から少し離れたところにぽつんと立っているプレハブが部室兼道場だった。
なぜ柔道部だけが――しかも、卒業後全国大会にまで進んだ選手の所属していた柔道部が――こんなところに部室を構えているのかということについては話すと長くなるのでここでは割愛する。
ただしその逸話について詳しく知っている人物は、今この学園に少なくとも三人いる。

そのうちの一人である彼女は、今まさにその部室のドアを開けようとしているところだった。
柔道場の入口からひょこっと顔を出して中を覗くと、少し汗くさくて、畳のにおいがする。
何人もの柔道部員たちが大きな声をあげて練習をしていた。部員が一人、女子マネージャーが一人、たったの二人でここで練習していたことがあるとはとても想像できない。
その中に目当ての姿を見つけて、彼女はこっそり声をかけた。

「不二山くぅん」

不二山、と呼ばれた男子が気づくよりも早く、周りにいた他の男子部員たちが彼女に気づいて不二山を小突く。

「おい、ニーナちゃんきてるぞ」

ニーナと呼ばれた彼女は、動きを止めてこちらを振り向いた不二山にむかってぴらぴらと手を振る。
それを見て、また別の男子部員が不二山をからかうように言った。

「ニーナちゃん今日も可愛いなあ。不二山、奥さんのお迎えか?」

すると不二山は顔色一つ変えずにこう言い返す。

「ニーナは奥さんじゃないぞ。まだ」

背後で「まだってどういうことだよ……」とか「やっぱ付き合ってんのかあの二人!?」とかどよめきが起こっているが、当の本人は、そんなものは全く意に介していない様子で、彼は道場入口のニーナのところに向かってきた。

「ニーナ、どうした?」

少し汗をかいて、崩れた柔道着を直しながらニーナを見下ろす姿は爽やかなスポーツマンそのもので、どこかの青春ドラマに出ていてもまったく違和感がないほどだ。
ニーナはそんな不二山を見上げて、ビデオで見た彼の父親の昔の姿そっくりだ、と思った。

「あのね、今日ね、一緒に帰ろう?」
「なんだそんなことか。いいぞ、別に」
「わぁい良かった。あのね、不二山くんにお願いしたいことがあるの」
「わざわざ改まってどうしたんだ?」
「うぅんなんでもない。じゃあ、待ってるね」
「ああ。あとでな」

不二山はそのまますたすたと道場の中に戻っていく。
ニーナがその後ろ姿にむかってまたひらひら手を振ると、関係のない他の部員たちが「うおおお!」「ニーナちゃん可愛いよ、ニーナちゃん」などと雄叫びをあげはじめ、部長が一喝するまで収拾のつかない大騒ぎになった。






「なんだ、そんなことか」

ニーナの言った「お願い」を聞いて、不二山はこともなげに答えた。

「夜は危ないからな。俺がちゃんと家まで送り届けてやるよ。そうすれば親父さんも心配ないだろ」
「わぁい良かった。不二山くんが一緒だったら、パパもきっと許してくれるよ」

不二山の部活がおわって、二人は並んで帰り道についていた。
幼なじみの二人の家は近い。幼稚園や小学校のころから二人はよくこうして二人で並んで帰っていた。
ニーナのお願いとは、彼女が子供のころから続けているモデルの仕事絡みのことだった。最近仕事に行くと帰りが遅くなるからと彼女の父親に反対されるので、一緒に着いてきてほしい、ということだ。

「それにしてもお前、結構仕事好きなんだな」
「そうかな? どうして?」
「親父さんに反対されてもやりたいんだろ? すげぇじゃんか、そういうの」
「そんなにすごくないよー、面白いからやってるだけだもん」

ニーナはのほほんとつぶやく。
モデルの仕事は、気が付いたらもうやっていた。母親が言うには、娘の自分に可愛い格好をさせるのが大好きだった父親のおかげで、親子で街を歩いていたときにスカウトされたらしい。
以来、そのままやめることもなく続けている。特にものすごく好きな仕事だとか、どうしても続けたいとか思ったことはあまりない。可愛い洋服が着られてお小遣いが貰える。ニーナにとってはアルバイトとほとんど変わらない。

「それに、本当にすごいのは不二山くんのほうだよ。柔道つよいし、かっこいいし」
「別にそんなのはすごくねえよ。それに、柔道だってまだまだ親父には全然敵わねえし」
「そうだねぇ。柔道してる時の嵐さん、カッコいいもんねぇ」
「あ、お前。さっきは俺のことカッコいいって言ったじゃねえか。俺と親父とどっちがかっこいいんだよ」
「不二山くんもカッコいいけど、嵐さんのカッコよさはまた別だもん」

不満そうに鼻を鳴らす不二山に、ニーナはにこりと笑いかける。
彼女はこの男らしい幼馴染が大好きだった。好きといっても恋愛感情のスキではない。物ごころついた時からずっと一緒にいて、頼りがいのある兄のように思っているということだ。
高校に入学して、周りの友達から「不二山くんと付き合ってるの?」と聞かれることが多くなった。彼は柔道部のエースだし、柔道以外の他のスポーツも万能でよく助っ人にも行っている。桜井「王子」や、紺野「センパイ」などと並んで、彼は女子生徒の間ではかなり目立つ存在らしい。

彼との関係を尋ねられるたびに、ニーナは不思議に思っていた。
だって、兄に恋愛感情を抱く妹などいるだろうか。
きっと、不二山の方も同じように自分のことを思ってくれているだろう。ニーナは特に深く考えることもなくそう信じている。

「じゃ明日、よろしくね」
「ああ、分かった。……そうだ、ニーナ」
「ん? なぁに?」

ニーナの家の玄関先で、家に入ろうとした彼女を不二山は呼びとめた。
カバンから鍵を取り出したままの恰好でこちらを振り返る彼女に、父親譲りの悪い顔でにやりと笑いかける。

「明日行ってやる代わりに、今度の休みに菊、手伝えよな」
「えぇ~っ」
「じゃあな!」

言いたいことだけいい捨てて、あとは日課のトレーニングとばかりに走り去って行った彼の後姿に、ニーナは見ていないと知りつつもぴらぴらと手を振った。
不二山くんちの菊、面倒なんだよなぁ……とつぶやきながら。






嵐ジュニアがまんま嵐さんすぎて、これでいいのかと小一時間……
そしてこのお話に意味とかは特にない。
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