目がー、目がー

今日は休みだったのですが、朝から張り切ってブログ（ここじゃない別のところ）の引っ越し作業をしていましたら、モニタを見過ぎて大変目が疲れました。
ていうか、ご飯食べたのと昼寝以外、ずっとパソコンの前に座ってた……。
なのに、ブログの引っ越しは上手くいかなくて結局断念したという。
250件くらい記事があるともう、くじけますね。

このブログはちなみにこの記事が1067件目です。すごいね！！

さてと、そんなことをしながら、この前決意した長編連載を終了させるために少し頑張ったりしているんですよ。
ごらんのとおりバレンタイン直前のところでおわってるので、季節外れのチョコレートのことを書いたりしています。
いいんだ、どうせもうすぐ卒業式のことを書くんだから。

つーわけで今は志波くんのことを考えている。久しぶりすぎて志波くんが変な感じになってる。


拍手、たくさんいただいてます！　ありがとうございます！！がんばります！

（チョコと志波くん）




他人からの贈り物なんて、別に興味もなかった。
知らない奴から誕生日だの、差し入れだのをもらっても嬉しいとは思わないし、オレのためにわざわざ金を使って何かを用意したのかとおもうと、なんだか悪い気がする。

けれど、最近少しだけ考えが変わったと、自分でも思う。


「志波ー。お呼びだぞー」
「……ん」

教室の入り口のところでクラスメイトがオレを呼ぶ。
そちらを見ると、クラスメイトの影に隠れるようにして二人の女子がこちらを覗きこんでいた。

「モテる男はいいねぇ、羨ましい！」
「うるさい」
「へーへー」

クラスメイトの冷やかしを背にして、オレは二人と向き合う。見たことがない女子だった。というか、まず学年が違う。知るはずもない。
二人は顔を見合わせて、それから思いきったように言った。

「あのっ、志波先輩！　これ、バレンタインのチョコです！　どうぞ！」





席に戻って、受け取ったチョコをカバンの中に放り込んだ。
そのまま机に突っ伏して、このまま寝ていたいと思う。放課後まで。

目を閉じて、小春のことを考えた。
小春は誰かにチョコをやるんだろうか。
好きな奴がいるとか言っていたし、よく菓子作るの好きだって言ってるし、やるんだろうな。
誰だか知らねえが、幸せなヤツ。

オレには、くれるだろうか。
小春に会えるのはいつだろう。
こっちから顔を見に行くのも変だしな。……今日に限っては。

早く、放課後になればいい。

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女々しい志波くん