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恋煩い日記

2012年は毎日何かを書こう、という目標のもといろいろな創作をするブログになりました。

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あれ? 赤城は?

最近本格的に大地だお子様だなんだかんだと違う話ばっかり書いてて、一体赤城はどうしたんだ、と言われそうだ。
というか自分でそう思ってるから。

でもいろいろ思い浮かぶのはいいんだけど、明らかに手が追いついていないという淋しさ。
どんどん書けるようになりたいな。


昨日の大地くんは、もうちょっと考えてマシな感じで着地させられればなぁ、と思ってます。例によって弟とか弟の彼女とか、母とかも出てくることになるとおもいます。
しかし赤主の方を先に書こうとおもうのよね。だから大地くんちょっとお休みしててください。

ポメラも戻ってきたことだし、家にカード忘れたり電池の充電忘れないように、その辺気をつけて赤主書き始めます!!








「あー、雨。降ってきたよ」
「本当だ。帰り、荷物が濡れちゃったらイヤだな」

彼女が慌てて窓の外を見る。
見るまでもなく、さっきからポツポツと降り始めた雨が、アスファルトを濡らし始めている。
今日は雨が降る確率、午後から80パーセントって天気予報でもいっていたから、たしかに予報は当たっている。

彼女は「ある事件」以来常に折り畳み傘を持ち歩くようになっていて、だから突然の雨で困ったりすることなんかない。
そういう僕はというと、彼女とは逆にいくら天気予報で言われたとしても家を出るときに雨が降っていない限りは傘を持たずに出る、そんな天の邪鬼になっていた。

「雨宿りをもうしたくないの」と彼女は言う。

「雨に濡れると、思い出すんだ。もう、あんなの思い出したくないし……、だから」

僕も心当たりがあった。たしかに、あんな思いはもうしたくない。
それに、彼女が雨宿りをしていて、同じように傘を持たずに雨宿りする男がいつ「駅とコンビニ、ここからならどっちが近いと思う?」だなんて方法でナンパしないとも限らないし?

だから彼女には今まで通り傘を持って出掛けてほしいと、僕は思ってるんだよ。
だけどさ。

「やみそうもないね」

相変わらず窓の外ばかりを眺めている彼女の細くて薄ぺらい腰をぐっと自分のほうに引き寄せた。

「きゃっ……! もう! 一雪くん!」
「あはは。びっくりした?」
「したよ」

ほんの少しだけ頬が赤くなってる。でもこれって、びっくりしたからかな。それとも、別の理由?

「なあ。もう、駅にもコンビニにも、傘は買いに行かなくていいだろ」
「ななな、なに? いきなり」
「だからとりあえず、このままここで雨宿り、していきなよ」

そう言ったら、彼女は僕の大好きなあの笑顔で笑った。まったく、一番最初に会った時からちっとも変わらず僕を虜にする。
ずっと、僕の気がすむまでここで雨宿り、していきなよ。 気がすむなんて、ありえないけどね。









かゆ。かっゆいなぁもう!!


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