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恋煩い日記

2012年は毎日何かを書こう、という目標のもといろいろな創作をするブログになりました。

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どーーーーん!!

と/き/め/き/メ/モ/リ/ア/ル/4/が出るんですか!? きらめき高校で!?
ちーちゃんの母校のきらめき高校で!
元祖はやったことがないのですが、ときメモ関係で動きがあったというのがなんとなく嬉しいジャンル歴一年半の人間でした。
GS3もぜひ!ぜひ! ラブプラスに押されないでよろしくおねがいしますよ!

続きは佐伯なのです。
赤主サイトなのにこのところ佐伯ばかり考えている。どうにか明日で形にしたいと思っているのですが……、そんで11月と12月は志波くんと赤城にささげるつもりなので。











「ありがとうございました」

 マスターと二人並んで、最後のお客様をお見送りする。
 今日はいつもバイトに来ている同級生も急の病気だとかで休んでいたので(これに関しては後日「体調管理ができていない」と説教してやる予定)なんだか久しぶりに祖父と二人での仕事だった。
 細々と、一人で出来る範囲で店を営業し続けていた総一郎を手伝いたいといって半ば強引に押しかけてきたのは自分だったが、最近ではむしろ自分のせいで以前までのこの店の雰囲気をだいぶ変えてしまった(つまり、自分目当てで来る客が予想以上にいた、という)ことは、佐伯にとっては誤算だった。
 ただの喫茶店のいちバリスタ見習いのことに注目するような客がいる店ではなかったはずなのに。

(この間は、雑誌社の編集とかいう人にモデルのバイトにまで誘われたし。……はぁ)

 30度のお辞儀の姿勢から顔をあげると、「また来るわね」と言って去って行った最後のお客様の後姿はもう夜の闇に溶け込んで見えなくなっていた。

「瑛、今日もお疲れ様」
「あぁ。マスターもお疲れ様。いつもの通り掃除は俺がやっておくよ」
「いや、今日は僕も手伝おう。今日はお嬢さんもいないことだしね」
「いいよ、一人で大丈夫だよ」
「そういうわけにはいかないだろう、二人でやれば、半分の時間で終わるんだから、瑛もその分早く眠れるだろう」

 気を、使わせている。それが申し訳ないと、佐伯は心の底から思った。
 自分は祖父を手伝いに来たつもりだが、逆に負担になっているのではないか。この人は優しいから絶対にそんなことは言わないだろう。だけど。
 そう思うと不安になるのだった。
 自分には珊瑚礁しかない。だからこそ、その足元が揺らいだ時どうなるのか自分にも予想がつかない。

 もっと、なんでもできるようになりたい。ひとりで、何もかもできる力がほしい。
 珊瑚礁のことも、親のことも、学校のことも。
 いろいろに振り回されるのはもう嫌だ。

 ひとりで。

 強く強く、何かに願った。
 佐伯は神なんて存在は信じてはいなかったから、なにに祈ったのかは分からない。






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