むずむずする

何度もやっている「やっちまった」擬人化の話。

あのね、ピンポイントでこういうニュースを流すのは！！　狙っているとしか思えません。

というわけで詳しくは何も知らない素人（どっちのジャンルもほぼ素人です）が勝手なイメージで書いていますのでどうかお気を悪くなさらぬよう……。



というわけで続きは擬人化！

「助けてくんねーかな。お前んとこ、本業じゃねーか。俺はさ、走るのは好きだけどそっち方面はぜんぜんだし」
「えっ……あ……」
「利用者だったら間違いなく計算できんだろ？　一応俺だって大手の一員なんだからさ、悪い条件じゃねぇと思うけど」
「う……うん」

よっしゃ。きまりっ！　あ、ついでに、ちゃんとロボのカードも使えるようにしてくれよ、キリンちゃんのﾔﾂだけじゃなくってさ。そーしねーとウチの客、こえぇぞ？

赤い髪にスカジャン、耳には青と白のピアスとまるっきりチンピラ（と本人に向かっては口が裂けては言えないが）に絡まれてしまっては頷くしか逃げようがないではないか。
仲間うちでは自分が一番手であるため常にリーダー格としてふるまってはいるけれど、こいつはなにしろ生まれも育ちも全く違う。大体いきなりやってきて「ウチの売店お前のところで引き取ってくんねーかな」とは。

兄さん、僕はほんとうはできればオレンジ色とか水色とか黄緑色のほうに進出したかったのだけど。
赤いのにおしたおさ……じゃなくて、押し切られてしまいました。

遠い目をして彼は意識が遠のいていくのを感じていた。







「お前んとこの弟、最近よく話題になるなぁ。さすがは業界最大手ってところか」

ガチガチとマウスのボタンをクリックしながら言うあいつの背後で、彼はいつものように新聞を読んでいた。

「あまり喜ばしいニュースでないところが少し気がかりだが……最近会っていないのでな」
「ふぅん、そうかい。まァ、できのいい弟は手もかからなくていいやね」

ガチガチ、ガチガチ。なにをそんなにクリックすることがあるのかと思う。こっそり覗きこんでみると案の定あいつはいつの間にかニュースサイトの上にゲームのウィンドウを表示させて何が必死でクリックしていた。

「そういえば、おまえのところの弟はなにしてるんだ」
「さァ。夏はアイスだシェイクだと大騒ぎするんだがなァ。あいつもパティシエ目指してんだか何だか」
「あいつ、意外と目立たないよな……」
「まァなァ」

身内のことなのにあまり関心がなさそうに言ったあいつはその直後「あっ、しまった！」と大声を上げた。パソコンのスピーカーからはドガンとなにかの爆発音が響いていた。

---

特に赤いのファンの方申し訳ありません……赤いのはその昔通学に使っていたので大好きなんですよ！！
そして弟がオレンジとかのほうに　云々いうのはぜんぜん妄想ですから関係ありません。彼らのところにはなんかお堅い官僚みたいなの(キヨ○○）がいるから絶対手出しはできないはず！　だよね……。