あと二日！！

そわそわします。すんげーそわそわします。

ほんとうに週コナでは赤城の誕生日メール企画をやるのか？　どうなの？　と確認しにいってしまいます。
赤城のメールアドレスってどんなんだろう。今までの傾向からして k.akagi@～っていうかんじなのかな。
というかそんな感じのほうがむしろ赤城らしいよな。
署名とかもあるのかな～。たしか天地くんとか氷上くんとかハリーは署名設定してたよね。
うおお、気になる……！！

赤城とメールというのはあまり想像つかないです。メールとか電話より直接会って話をする方が好きだと思うし。
シンプルそうな気がする。音楽なんてわからないから着信音もプリインストールの何かで済ましてるし、ストラップもなにかシンプルなものをつけてるとか。
デイジーはお揃いにしたいな、なんてひそかに思うんだけどそんなの口に出せるわけないし。

(遊園地にて）

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お土産、買ってく？
そう言われて売店に二人して入ってみた。お土産と言っても、お母さんとお父さんにちょっとしたお菓子を用意すればいいかな……あと、遊くんにも何か買って行ってあげようっと。
いろんな商品が並んでいる売り場をゆっくりと見て回っていく。一雪くんは元からあまり買う気はないみたいで、たまにお菓子の試食をつまんだりして物珍しそうにしているけど。

（……あ）

わたしは一瞬目を止めた。色とりどりのキーホルダーやストラップが並んでいるところ。
ちらりと見ると一雪くんは大きな縫いぐるみを興味深そうに見ている。こっちには来そうもない。

（いいなー、ストラップ。これも、もうずいぶん古くなってしまったし）

自分の携帯電話に付いているマスコットを眺めてみる。
かわいいな、と思ったのは夏の遊園地のナイトパレードのようにきらきらと光る石を抱えたネコのマスコットがついているモノだった。あんまり子供っぽくなくて、少し重量感があって値段の割には高級そう……に見えなくもない。
それに、ピンク色のネコがかわいい。

「それ、ほしいの？」
「え、あっ！」

いつの間にかこっちにやってきていた一雪くんに見つかった。
欲しいともほしくないとも言えずにわたしが固まっていると、なぜか一雪くんはふっ、と笑って、わたしの手からそれをひょい、とつまみあげた。

「いいよ、買ってあげる。今日のお土産と思い出にね」

いいよ、そんなの、自分で買うよ！　そういう間もなく、彼は人と人の間をすり抜けてレジのほうに行ってしまった。……ああ。






「ケータイかして。付けてあげる」

強引な彼に言われて、ポケットからケータイを取り出して渡した。
一雪くんは器用な手つきでわたしのケータイについていたストラップを外して、新しいものに付け替えてくれる。さっきのキラキラの石を抱えたネコのマスコットのものだ。

「はいどうぞ」
「……ありがとう」
「よし。じゃあ、行こうか」

先に立って歩き出した一雪くんのズボンのポケットに、光るものが見えた。
……？　あれって？

「ちょっと！　ねえ、一雪くん！！」
「なぁに」
「それ、みせてよ、ケイタイ！　ストラップ！」
「なんのこと？」

とぼけたって、無駄なんだから。
ちゃんと見たんだから。

光る石と、ネコのマスコット。色違いの。黒いの。

いつの間にこういうことをするの？　油断ならない人なんだから。

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おそろいのストラップとか、あざといよな……、ペアルックより恥ずかしいよな、と思います。
すいません、願望です願望。

それにしてもこういうことをさらりとやる赤城カッコいい。