恋煩い日記
2012年は毎日何かを書こう、という目標のもといろいろな創作をするブログになりました。
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戻ってきたと思ったらこんなん
おひさしぶりです……! 元気です、戻ってきました!
なんとかお仕事第二弾まで終了しました。あと十日ほど、頑張ればまずはひと段落。
人生の頑張りどころを迎えてるな、という感じです。
今日は一日休みにしたので、買い物に行こうかそれとも一日ときメモろうかと迷っているところです。
そして、ときメモはおろか全然ゲームと関係ないものを投下して帰ります。
特撮です。「仮/面/ラ/イ/ダ/ー/ダ/ブ/ル」をみて自分で想像して萌えたぎっていた設定が公式設定となりうはうは興奮して書いたもの。
もうちょっと何とかならないものか、と思うけど興奮してしまっているのでそのまま出す。
なんとかお仕事第二弾まで終了しました。あと十日ほど、頑張ればまずはひと段落。
人生の頑張りどころを迎えてるな、という感じです。
今日は一日休みにしたので、買い物に行こうかそれとも一日ときメモろうかと迷っているところです。
そして、ときメモはおろか全然ゲームと関係ないものを投下して帰ります。
特撮です。「仮/面/ラ/イ/ダ/ー/ダ/ブ/ル」をみて自分で想像して萌えたぎっていた設定が公式設定となりうはうは興奮して書いたもの。
もうちょっと何とかならないものか、と思うけど興奮してしまっているのでそのまま出す。
(小話盛り合わせ)
フィリップは、マグカップに一口だけ口をつけて、その味に顔をしかめた。
「いつの間に?」
「えへv 翔太郎くんにはナイショにしてくれる?」
「もちろん」
「あのねえ……えへへへへ?」
亜樹子はそう言うだけで、フィリップの質問には答えず、照れ臭そうに首を傾げたり頭をかいたり、マグカップの中味をスプーンでぐるぐるかきまぜたりするばかり。
フィリップは記憶の中からその単語を引っ張りだした。
「ふむ……恋愛感情というのに遭遇するのは初めてだ。興味深い」
「や、やぁだ、フィリップくんったら、れ、恋愛だなんてー!!」
「恋愛じゃなかったらなんなんだい?」
「そっ、それはぁ……もじもじ」
またしても口ごもる亜樹子。フィリップはいつものように口元に手を当てて、そんな亜樹子の様子を楽しそうに見つめる。
「……そうだな、そういえば、亜樹ちゃんに一つ頼みがある」
「えっ? なになに? フィリップくんが頼みごとなんて珍しいね!」
「さっき翔太郎が淹れたこのコーヒーだけど……」
まだふわりと湯気を立てるマグカップを持ち上げる。さっき一口飲んだきりでその後口も付けていないものだ。
自分専用のカップは、いつだったか亜樹子が購入してきてくれたものだった。「これからは何度も一緒にお茶するんだから、来客用のカップを使っちゃだめだよ!」とかなんとか言われたっけ。
そして、自分の机で難しそうな顔をしている(たぶん、それっぽい顔をしているだけなのだろうが)自称ハードボイルド探偵がいるはずの方向にも目を向けた。
「すこぶる不味い。照井竜に、帰りにここに寄るように伝えてくれないか」
「うん、わかった~!」
元気よく返事をしてから、亜樹子は「でも呼ばなくても最近竜くん毎日来てくれるよね~」などと嬉しそうにつぶやく。
亜樹子がいそいそと携帯電話を操作しはじめるのを横目にフィリップは立ち上がり、続き部屋になっている事務室の方へと向かった。
やはり難しい顔をしているハードボイルド(フィリップに言わせればハーフボイルド)探偵に向かって、亜樹子を指差す。
「いいのかい? あれ。鳴海荘吉からの大事な預かりものだったんじゃないのかい?」
「あのなフィリップ、お前、人にコーヒー淹れさせておいてすこぶるマズいとはどういう了見だよ」
「……そのままの意味だよ」
「……いいんだよ。照井は俺達の仲間だ。そうだろ?」
「ああ、そうだね」
なんだか会話が噛み合っていないような気がしたが、意志は通じたからいいか。フィリップが頷くのを見て、翔太郎は小さな声で一言付け足した。
「それに、あいつが片付いてくれなきゃ、俺達も落ち着けねえ、そうだろ?」
一人暮らしの部屋のドアを開け、照井竜はふうっ、と息を漏らした。玄関に立ててある家族の写真をちらりと見てから靴を脱いで部屋に上がる。
部屋の明かりを付ける。若い男の一人暮らしにしては片付いている部屋だったが、それは単に部屋にものが極端に少ないせいでもあった。
上着を脱いでハンガーにかけた照井の視界に一枚の写真が映る。
――竜くん竜くん! 写真撮ろうよ! ほらほら、ねえフィリップくんシャッターお願い!
「了解。……ふむ。照井竜、もう少し寄らないと入らないよ」
「じゃあもっとくっつこうよ! 竜くん笑って笑って!」
自分の写真など、この一年撮ろうとも見ようとも思わなかった。
それなのに、いままでずっとここにあった、一年前に亡くした家族の写真の場所を変えてまで、この写真をここに置こうという心境になった自分が、自分でも少し不思議だ。
――何故俺と写真を?
「え? だって竜くんだって私たちと家族みたいなものじゃない! 翔太郎くんとフィリップくんと三人でも撮ったんだよ。ホームページに載せるためにね。みんなほかに家族がいないから。家族って、いいでしょ。……フィリップくんは、家族、いるけどね」
「俺を……家族のようなものだと?」
「本当は、竜くんとは、ホンモノの家族になれたらいいな……って! なにいってんの私!」
亜樹子は竜にプリントした写真を押し付けると、きゃー、とか嬌声をあげてバタバタと走っていった。
手の中に残された一枚の写真。
亜樹子の前で自分はこんな顔をしているのか、と驚いた。
(家族……か)
「あなたを許しに」
憎しみに憎しみを返すだけではなにも終わらない。復讐は新たな憎しみを生み出すだけだ。
そんなことは理屈では分かっていた。
それでも憎しみに支配された照井にはそれしか残されていなかった。
今までは。
しかし今は違う。照井の中には確かに別の感情が育っていた。
家族の仇を討てればあとはどうなってもいいとさえ思っていたのに。
(守りたい。俺が、この手で)
強く思う。
彼女が大事にしているものが照井にとっても大事なものに、彼女の愛するものは照井にとっても愛すべきものに変わる。
彼女に出会うことができたのは、目の前のこの人のおかげだ。
自分がアクセルにならなければ、この人がメモリをくれなければ、自分は彼女に会う事もなく、未だに復讐の闇に捕われていたままだったはずだ。
それを思えば、シュラウドを憎む気持ちも消えうせる。もちろん、家族を失った悲しみは消えはしないが少なくともこの人のせいではない。家族の仇、井坂深紅郎はこの手で討った。
こんなに穏やかな気持ちになるのは一年振りだった。
「あなたをそこまで駆り立てたのも……」
そして俺を変えたのも、
「それは、愛だ」
ワケがわかりませんがとりあえず公式バンザイ!!
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