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恋煩い日記

2012年は毎日何かを書こう、という目標のもといろいろな創作をするブログになりました。

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罪な男、大迫力

大迫ちゃんの告白失敗EDを見ました。
これは文字通りの青春ですなぁ!
そして、マンガや小説などでよくあるパターンなんだけど、テッパンだからこそ萌えるという感じでした。

攻略記事は告白成功EDを見てから書くとして、とりあえずパラ萌え王子がこんなことを言い出しそうだよなあ、と思ったら妄想が辛抱たまらん状態になったので書いちゃう。





(この、青春バカ!)
大迫バンビは 波留 青葉(はる あおば) といいます。(← ハル、アオ で青春というくだらない語呂合わせ)
琉夏は「あーちゃん」 琥一は「青葉」と呼ぶ変則です。



「大迫ちゃん!」
「おぉ、琉夏に琥一! 久しぶりだなぁ」
「久しぶりって、一昨日卒業したばっかりだよ」
「ハハハつ、そうだったか?」
「もうボケてんのか?」
「いやぁ、学校にお前らみたいなにぎやかなのがいないと、随分と一日が長く感じるものだなぁって、昨日先生方とも話していたところだ」

ところで、何の用だ? 大迫は額の汗を着ていたジャージの腕で拭って、桜井兄弟を見上げる。
身長差はずいぶんとあるが、大迫は兄弟に対して引け目を感じたことなどもちろんなかった。そして桜井兄弟も、背が小さいからと言って大迫を軽く見ると痛い目を見る、ということは三年間身をもって学んでいる。

「なんの用だ、じゃないよ。大迫ちゃん。あーちゃんのことだよ」
「波留? 波留がどうかしたのか?」

青葉の名前が出た途端に目の色を変える。
琥一はそれを見て舌うちでもしたいような気分になった。実際、隠さず舌打ちしたわけだが。

「チッ、そんなに気にしてるくせにどうして青葉のこと振ったりしやがんだ、大迫」
「あぁ……そのことかぁ」
「そのことかぁ、じゃないよ! 俺たち、あーちゃんから聞いたんだよ。あーちゃんのこと散々吹っ掛けておいて、最後には受け止めてやらないって、何なんだよ」

おそらくは、一昨日の青葉の告白のことを言っているのだろう。実際「愛をもってぶつかれば、きっと応えてくれるはずだって大迫先生に教わりました!」は堪えた。一瞬、自業自得だと思ったものだ。
しかし、大迫には大迫なりの、青葉の告白を受け止めてやれない(やらないのではなく、やれないのだ)理由があったのだ。
若い琉夏や琥一、そして青葉にはまだ分からないのかもしれない。

「いいか? お前らもあいつも、今まではば学の中がほとんどすべてだっただろう。だけど世間は広いんだ! はば学から外に出ろ! もっといい女も、いい男もいっぱいいるかもしれないだろ」
「なにそれ。あーちゃん以上にいい女なんてそうはいないよ」
「分からんぞ? それを探すために外へ出るんだ。先生はな、波留にも、お前たちにも、その可能性を捨ててほしくないんだ」
「そんで、青葉がテメェよりいい男を見つけたらどうすんだよ。そいつにくれてやるのか?」
「それは、分からん! ハハハっ!」
「そんないい加減な……」

困惑顔の桜井兄弟をみて、大迫はいつものように豪快に笑った。

「いいじゃないか。それも、青春だぁ!」
「あーっ、もう、この青春バカ!」
「青春っていやなんでも誤魔化されると思うなよ?」
「ハハハハッ、上等上等!」












「それにしても、わざわざ抗議に来るなんて、お前らも相当波留のことが好きなんだな?」
「な……っ!」
「バカ、チゲぇよ! 俺はただ……幼馴染だからなっ」
「す、好きっていうか……好きだけど、でも……」
「ハハハっ! 照れるな照れるな! それも青春だぁ!」

大迫は二人の背後にまわり、バン、と両手で大きく背中を叩いた。
「いてぇ」とか「なにすんだ」とかいう抗議の声を無視して大迫は笑い続ける。

「でもなぁ、俺ももうあいつの担任じゃないから。みすみすあんないい女をお前らに渡すわけにはいかないなぁ?」
「おっ、大迫ちゃん!?」
「なんだとっ!?」
「ハハハッ! せいぜい、俺くらいのいい男になって、青葉の気持ちを動かしてみろぉ!」

ハハハハッ! 高笑いしながら、小さな背中がぐんぐんと砂浜の向こうへ消えていってしまった。
あとに残された桜井兄弟は茫然とつぶやく。

「なんか……最大のライバル登場、て感じ?」
「チッ、いいじゃねぇか、やってやる」







くっせーーーーー。ギップルが出てきますよ!!!
もっとギャグっぽい感じにしようと思ってたはずなのになんで大迫ちゃんはこんなに熱血なんだ(笑)

実際のプレイでは琥一は友好どまりだったのでこんなに好きじゃないと思うんですが、せっかくなので二人登場させてみた。

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