どうしても、ダメ？

んがぁぁぁぁ！　
志波さん対応の主ちゃんは可愛いな！！！んっとにもう！！！なにあの可愛いの！！！

ゼッタイゼッタイ他の男ども対応のデイジーと違うよ、あれは断じて一緒ではない。


というわけでひとつ萌えたぎった感じになったので小ネタ書きに来ました。
実はまだ志波さんプレイは三年６月。　疲れちゃうんだよぉ……。

今更だけどネタバレ（？っぽいもの）あるよ！！

（一緒に撮ろうよ）



「今日は、どこいく？」
「ゲームセンター！」
「ハァ……。見かけによらず、お前あそこ好きだな」
「うん、好き」
「そう躊躇なく好きって言われるのもなんだか悔しいような」
「えっ？　志波くん、何か言った？」
「いや。なんでもねえ。　行くか」
「うん！」

小春と一緒に行くまでは、オレはゲームセンターなんて大嫌いだった。
人でいっぱいだし、空気は悪いし、狭いし、なによりもうるさすぎる。こんなところで楽しく遊ぶ奴の気がしれない、とまで思っていた。
……今も、基本的に好きではない。だけど、　小春が好きな場所だったら話は別だ。

オレは自分が嫌いな場所でも、小春が好きなら好きに……いや、少なくとも嫌いではなくなるように努力くらいはしたいと思っている。

オレの手を引いて、小春はその狭苦しい店にずんずんと入って行った。
２階にはメダルゲームと、音ゲーのコーナーがあるのだが小春はそこには見向きもしない。
こいつが好きなのはもっぱら、１階のプライズゲームと。

「……」

カーテンで間仕切りされたコーナーを、横目でにらむ。
がやがやとうるさくて、どちらかといえば無機質なゲーセンの、その一角だけがピンクや白や金銀のちかちかする色たちに彩られている。
周りにたむろしているのも、女子ばかりだった。

「ねぇ志波くん。一枚だけ、撮らない？」
「……」

小春がその機械を指差して、こっちを見上げてくる。

「高校の時、ダメだって聞いたけど。やっぱり志波くんと一緒のプリクラ欲しいなぁ……」
「クッ……」

やめろ、そんな目で見るな。オレは自分で自分の目を覆った。
遊園地のメリーゴーランドには三回も乗ったオレだが、どうしてもこれだけはダメだ。
あのキラキラの中にはいる自分が想像できない。そして、同じようにキラキラの写真に収まる自分の姿はもっと想像できない。
指の隙間からちらりと見下ろすと、小春はさっきと全く同じ顔をしてこっちを見上げていた。クソ。

「いや……、オレだって一緒にとってやりたい……けど」
「どうしてもだめ？」
「……悪い」
「う～～ん。ねぇ、じゃあこうしない？」

ピカン、と小春の頭の上に豆電球が光ったような気がした。多分、周りにあるゲームの機械の照明が反射したんだろうけど。

「あのね。あっちに欲しいぬいぐるみがあるの。アレを志波くんが取ってくれたら、今日はプリクラやらない！　もし、取れなかったら、お詫びにプリクラ！　ね？　どう？」
「……お前にうまみがありすぎだと思うが」
「そうかなぁ……」
「ククっ、自覚なしかよ、相変わらず、タチがわりぃ……」
「ダメ……？」

お前にそんな顔で見つめられたら、Noとはいえねぇ。
それに、ぬいぐるみをとったら小春に喜んでもらえるし、もし取れなくてプリクラをやる羽目になっても小春は喜ぶだろう。

どっちにしろ小春が笑うんだったら、オレに異存などあるはずもない。

「行くぞ。ぬいぐるみ、どれだ？」
「うん。あのねぇ、あっちのうささんだよ！」

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あれ？　なんか小春がちょっと嫌な子じゃないですか？

志波くんはなんとなく若者っぽく書けたかな。
いつもわたしが書く志波さんは枯れちゃってるので、少しアグレッシブ（これで）な志波さんがかけて満足満足。