恋煩い日記
2012年は毎日何かを書こう、という目標のもといろいろな創作をするブログになりました。
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イキロ。
も/の/の/け/姫/やってますね。
実は今まで1回しか見たことありません。とことん宮崎アニメを見ていない女、常識がありません。
今日の続きは、こんなものを書いてみたい、という話。
ラブとかときめきとかをかくのも楽しいけれど、高校生くらいの子が仲良しの話っていうのもすごく好きです。恋愛感情関係なく友達になってる、っていう関係が好き。
親友状態で愛情爆発する前の感じかな。
そんなこんなで、恋愛関係にはなりえない志波くんと、赤城デイジーの出会い。
実は今まで1回しか見たことありません。とことん宮崎アニメを見ていない女、常識がありません。
今日の続きは、こんなものを書いてみたい、という話。
ラブとかときめきとかをかくのも楽しいけれど、高校生くらいの子が仲良しの話っていうのもすごく好きです。恋愛感情関係なく友達になってる、っていう関係が好き。
親友状態で愛情爆発する前の感じかな。
そんなこんなで、恋愛関係にはなりえない志波くんと、赤城デイジーの出会い。
(志波くんと雪ちゃんの出会い)
「んしょ……、お、おもい! 一人でこんなの運ばせるなんて、先生酷い……!」
グラウンドに散らばっているハードルをズルズルと引きずっていく。その跡がグラウンドの上に子どもが遊びで地面に線路の落書きをしているような模様が描かれている。
高さもまちまち、土や砂に汚れているハードルは重くて一つだけでも一苦労なのに、まだあと10個近くが残されている。
これ、一人で片付けるのかぁ……。
眺めてうんざり。だけど仕方がない。急いでやっちゃおう。
「よいしょっ……。んー! おもいなぁ」
「それ、かせ」
「うひゃっ? な、なに?」
そこに立っていたのは背の高い男の子だった。見たことのない子だ。体操服を着ているところを見ると、一緒に体育の授業をしていたクラスの子かな。
わたしの持っていたハードル三つに手をかけている。
無表情で。
……こわっ。
なんとなくその表情が怖くて、かかわり合いにならない方がいいかな、って思った。
だから、答える。
「大丈夫だよ、ありがとう」
「いいから」
「わっ! だ、大丈夫だってば」
ぐいっ、とハードルを引っ張られて、倒れそうになった。
慌てて手を離したから、転ぶのだけは避けられた。
けれどもハードルは彼に取られてしまった。先生に、わたしが運べって言われていたのに。
っていうか、かかわり合いにならない方がいいっぽいと思ったのに。
「お前はそれでももってこい」
「……」
「それも、片付けるんだろう?」
「……」
赤い、三角コーン。
たしかに、片付けろって言われているけど。
「いくぞ」
有無を言わさず。っていう言葉がぴったりだった。
彼はハードル三つに更に近くにあった二つを軽々と持って倉庫のほうに歩きだした。
「あっ、うん」
慌てて三角コーンを両手で抱えて歩き出す。
……親切、なのかな。手伝ってくれようとしたんだよね? ちょっと強引だけど。
それに、自分は重いハードル持って、わたしはコーンでいいって言ってくれたのもきっと気を使ってくれたんだよね。
そう思うと無表情でちょっと怖い、と思ってしまったことがちょっと悪かったな、って反省した。
背が高くて歩幅が広い彼の後ろを、遅れないようについていく。
「ねぇねぇ、これ、小学生のとき頭にかぶったりしなかった?」
「……しねえ」
「えー。普通するよねー。大きすぎて身体ごと入っちゃったりして」
「ククッ……ばかだろ、おまえ」
あっ。笑った。
なんだ、笑えるんじゃん。
その瞬間、ふわっとその場の空気が和らいだような、そんな気がした。すごく背が高くて、目つきが鋭くて、怖いな、って思ったのに笑うとちょっとだけ可愛い。
「バカじゃないよー、みんなやってるって」
「オレはやらねえ」
くくく、彼は声を押し殺すようにして笑った。
「これで終わりか」
倉庫にハードルとコーンをきちんと片づけた。
彼のおかげでなんとか昼休み中に終わったよ。早く教室に戻って着替えなきゃ。お昼ごはん食べ損ねちゃう。
「うん。ありがとう。……えっと」
「志波。勝己」
「志波くん。ありがとう。わたし、内海雪!」
体操服に名字は書いてあるけど、丁寧に下の名前まで教えてくれた。
志波くんはそれじゃあな、と言ってグラウンドをゆっくりと校舎に向かって歩いて行った。
わたしの志波くんの第一印象は優しいけど、ちょっと変わった人だなぁ。
そんなかんじ。
つまり小春ちゃんは志波くんと事故チューしてないってことか。
まあ、小春にハードル運びなんて頼む人はいないと思うんだよね、だからいいのだ。
しばこはの出会いは生徒手帳を拾ってくれたアレです。だから小春は「志波くんって優しいんだよ」って最初から思いこんでいるんですよ。第一印象が人のイメージを決める子です。
こんな感じでどうでもいい細かいことをいろいろ考えているこの頃です。
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