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恋煩い日記

2012年は毎日何かを書こう、という目標のもといろいろな創作をするブログになりました。

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勝己くんの恋人

いや、わたしは原作まったく知りませんけどね、こういう話だって言うことだけ知ってます。それだけです。話の内容的には全然パロるつもりはありませんよ!
(ちょっと今からググってきます)


いえね、「同棲バトンしばこは妄想編」を読んでくださった某aikaさま(伏せろ!)のコメントで、
「もう志波くん、小春ちゃんのことポッケにでも入れて持ち歩けばいいじゃない!」
って言われたので思いついた話です。
ついカッとなってやった。……後悔はしていない……と思う。



つづきにて!




 えへ。
 自分の足で歩かなくてもいいって、なんか楽チンだなぁ。
 一応、ほかの人に見つからないように気は使わなきゃいけないけどね。だって、志波くんがあの顔でお人形遊びをするって思われちゃったらかわいそうでしょ。だからすっごく気をつけてるんだよ。人がいるところでは外に出ないようにしてるし、志波くんにいいよって言われるまでは喋らないようにしてるし。

「ここなら誰もいないぞ、大丈夫だ」

 上から覗き込んでくる志波くんの優しい顔。ちょっとだけ外の光がまぶしくって目を細めた。
 背伸びをしてポケットから顔を出すと、志波くんの大きな手がここから出るのを手伝ってくれた。人差し指と、中指につかまって外に出してもらう。

 わたしが今まで入ってたのは、羽学の男子制服の胸ポケットの中。中でしゃがんでれば意外と頭も出ないし、ジャストサイズなんです。
 っていうか、わたし、小春は先週からなぜかいきなり体がリ○ちゃんサイズになってしまったのです!

「今日も大丈夫だったな」
「うん。おかげさまで。ねぇ、それにしてもこのお洋服、スカート短すぎるよぉ」
「いいじゃねえか、かわいいぞ。それに似合ってるし」
「に、似合ってても恥ずかしいもん……」
「どうせ俺しか見ねえのに」

 志波くんはわたしを手のひらの上に乗せてくれている。わたしはニーハイソックスを履いた足をブランブランと投げ出した。志波くんが恥ずかしい思いして女の子のおもちゃ売り場で買ってくれたのはいいけど……、こんなコスプレみたいの恥ずかしいもん。
 わたしがぶつぶつ言ってると、志波くんは面白そうにくくくっ、と声を殺して笑った。

「なんで笑うの~っ」
「いや……だって、こんなかわいい小春を俺独り占め……」
「な、ななななっ!」

 何、言ってんの、もう~~~っ!

 どうにかしてコスプレじゃない普通のお洋服を買ってもらおうと思ってたのに、これじゃ当分難しいかも……ふぇぇん!

「帰るぞ。今度はこっち入るか?」

 志波くんが言ってくれたのは上着のポケット。こっちのほうが広くて快適なんだけど。

「うぅん、胸ポッケのほうがいいな」
「そうか? じゃあ……」

 志波くんに手伝ってもらって、わたしはまた定位置に戻る。

 だって、こっちのほうが好き。志波くんの心臓が近くて、たまに聞こえるし、あったかいし、眠くなっちゃうんだよ。
 ……ふぁ。おやすみ……。







あはは! やっちまった!!

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