しつこい？しつこい？

いやー、今日は暑かったですね！
冷房をつけたり消したりしつつゲームばっかりやってたんですが、今日はどこにも出かけなくて正解だったような気がします。
朝起きた時は天気がいいから出掛けようかと思ったんだけど。


さて続きは、こないだからこのことばっかり言ってるような気がするけど在学中の赤城です。
スッチャーデートで彼女が来てくれなくて、後日誤解だったって分かったあとの話。

あの日から、毎日のように彼女を探した。
商店街、公園通り、ショッピングモール。バス停、はばたき駅前、それに海のほうにまで。彼女がいそうなところにはすべて行ったし、今まで彼女と会ったことがある場所には何度も行った。

彼女に会いたい。
出会って以来ずっと思い続けていることだったけれど、今その思いはますます強くなるばかりだった。
なぜ連絡先の一つも聞いていなかったのだろう。メールアドレスでも、携帯電話の番号でもなんでも知っていればこんな思いにはならなかったかもしれないのに。

学校にだけは行けなかった。
彼女がいると分かっているところに行ってしまったら、魔法が解けてしまうんじゃないかと思ったから。

ライブだってそうだ。彼女と約束して待ち合わせて会おうだなんて、そういうことを考えたから間違えた。
彼女とは、いつも偶然にしか出会えないのだから。


今日も見つからなかった。
すっかり日が落ちて暗くなった道を赤城は自宅へと急いだ。夕飯までには帰ると言っておいたのに、ずいぶんと遅くなってしまった。
バス停でバスが来るのを待ちながら、赤城はバス停を見るともなく眺めていた。
「羽ヶ崎三丁目」いつかバスの中で偶然出会ったときに、彼女がここで降りたのを赤城は覚えていた。きっとこの近くに自宅があるのだろうと思って今日はこのあたりをウロウロと当てもなく歩き回っていたのだが、そんなあてずっぽうで出会えるのだったらこんなに苦労はしないだろう。

バスはまだ来ない。
赤城は左右をきょろきょろと見回した。バス通りは車の行き来が多かった。歩道を歩いている人影はあまりない。
……諦められない。

ケンカ別れならまだしも、赤城は彼女にひどい言葉を投げつけ、さらにそのことを謝るつもりが余計にこじらせてしまったままだ。こんな風にすれ違ったまま終わりになんかできない。

――　まだ、告白もできてないのに。

赤城は目を閉じて一つため息をついた。会いたい。


そのとき。
バス通りと交差する小さな路地をコンビニ帰りの彼女が部屋着姿で横切って行ったのだが、ちょうど目を閉じていた赤城にその姿は見えなかったし、まっすぐ前だけを向いて帰り道を急いでいた彼女は赤城のことには気がつかなかった。それに、もう赤城に会うために外出するのをやめていた彼女は気がつこうともしていなかった。

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あのセーブアイコンは反則だと思うんだ！
赤城の後ろを全然気がつかないで通り過ぎていくデイジーとか……！
あかぎー、うしろうしろー！　って叫びたくなります。なんというドラマなんだこの二人は！！

あの二つのおかげで私の在学中赤主のイメージは固まっています。