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恋煩い日記

2012年は毎日何かを書こう、という目標のもといろいろな創作をするブログになりました。

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びっくりするほど

久々に、といってもひと月くらいのはずなのに、ちょっと落書きで文章をかいてみたら驚くほどヘタクソになっていて自分でももう、絶望した。
これでいて私、テキストなんて書いてない時期が8年くらいあったんですけど、どういうことなんだ。

というわけでですね、今日は七夕なので七夕の妄想をば。
久しぶりに赤城。

それとは別に、ブログでだけupしててサイトにのっけてない話の続きがちょっと書きたくなってきた。
まあ、長編も放置している状態で他の話とか言えたもんじゃない。

ところで!
拍手ぱちぱちいつもありがとうございます! 最近ネタバレばっかの記事でスイマセン!





(七夕の夜に)


「願い事、書けた?」
「うん」
「何書いたの、見せて」
「や……見ないでっ!」
「どうせ吊るすんだし」

ひょい、と長い手が伸びて来て、わたしの書いた短冊を取り上げられてしまった。
あぁ、もう、ゼッタイ馬鹿にされる。だから見られたくなかったのに。……他のことを書けばよかったんだけど、お願い事なんてそれしか思いつかなかったんだから仕方がない。
赤城くんはなんだか楽しそうな顔をして、短冊を見つめながら瞳を上から下へ動かした。

「ふぅん」
「なっ……。ど、どうせ、子供みたいって馬鹿にしてるんでしょ。いいもん」
「いや、別に。でもさ」

赤城くんはいいながら、その短冊を笹の木の高いところにぶら下げた。
ひらひら揺れるそれを人差し指でちょん、とつつく。

「たしか、織姫って裁縫だか織物だかが上手なんじゃなかったっけ。だから、七夕には家事の上達をお願いするのがいいんだろ?」
「そうなの?」
「うん。たしか。……だからさ。君は、『もっと料理がうまくなりますように』とか、『片づけ上手になれますように』とか、そういうお願いをするべきなんじゃないかな」

くるくると回る短冊をおもしろそうに見つめて、赤城くんはその隣に自分で書いた短冊を吊るした。

「ねぇ……それって、もしかして……」
「ん? なに?」
「もしかして、わたしが料理が下手だとか、片付け下手だとか、そういう意味……?」
「ん? よく分かったね」

よしよし、となぜか大きな手で頭を撫でられてしまった。
もう! と言いながらその手を振り払う。

「その手には乗らないんだから……!」
「ふふっ、それとも『意地っ張りが治りますように』のほうがよかったかな」
「………………もう!!」




うーん、なんか赤城がおかしい。わたしはもうちょっと赤城についてよく考え直した方がいいのだろうな。

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