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恋煩い日記

2012年は毎日何かを書こう、という目標のもといろいろな創作をするブログになりました。

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寒いんですけど

やっぱり石油ファンヒーターは偉大だと思います。石油ファンヒーター様と呼ぶべきだと思います。
それに比べたらエアコンなんてまだまだヒヨっこみたいなもんだよ、なにしろあいつはエアー・コンディショナーだからな。

なに言ってんだか分かんなくなってきましたが、まぁそのくらい寒いってことです。
なぜ温まらないんだこの部屋は!!!




さて、そんなワケわかんないこと言っているうちに、この記事でカテゴリー「赤城」199個目です。
……我ながら、なんたる赤城馬鹿。
GS3発売される前に「赤城」「志波」だけ残してあとは「GS2」としてくくろうか、検討中であります。

とりあえず200個目は何か記念の小ネタを書くとして、今回は例の続きです。
合言葉は「ラブっぽく!!」





(隠しごとをしてるよね 8)




僕の腕の中で、僕の顔を見て、僕が喋るのを聞いている彼女の顔。
涙はやっと引っ込んでくれたみたいだけれど、少し赤くなった目の周りと、キラキラ光る涙のあと。それから僕にしがみついて離れない小さな体。
たまらなくなって一旦言葉を切って、顔を近づけると、両手で口をふさがれた。

「んぐ」
「だ、だめっ」
「……なんでだよ」
「だって、まだちゃんと話聞いてないもん。……本当に、浮気じゃないのかどうか」
「疑り深い子だね。キスしちゃいけないんだったら、そんな風に誘うような顔をして僕のことを見るのはやめてくれない?」
「そっ……! そんな顔、してないもん!」

「いや、してるね、絶対誘ってる。しかも無意識に」そう畳みかけると、彼女は「ばか、恥ずかしいことばっかり言わないでよ」と言ってふくれてみせた。
僕は仕方ないな、と苦笑しながら話を続ける。

買ってきたものを洗面所の戸棚に隠した、というと彼女がわさわさ僕の膝の上で動き始めた。

「見に行くの?」
「うん。やっぱり、隠してたんだ」
「隠してるっていうか……本当に秘密にしたかったら隠し場所を教えるわけないと思うけど」

じたばた暴れて立ち上がろうとする雪の身体を離さない。あったかくてやわらかくて抱き心地が良くて、手放したくない。
ゲームセンターで取った雪のお気に入りのでかいウサギのぬいぐるみは、ときどき(雪がいないときに)抱きしめてみるけれど、やっぱり本物とは違くて、それでもたまにやっては後悔する。馬鹿みたいだけど。

「見られたくないんでしょ! はなしてよぉ」
「やだ。今話したら、戻ってきてくれないだろ」
「わぁぁん! やっぱり見られたくないもの隠してるんだ!! ばかばか、一雪くんのバカ!」

もう。仕方がないな。
名残惜しいけれど手を離すと、雪はパタパタと洗面所のほうに駆けて行った。






変態だろ。

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