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恋煩い日記

2012年は毎日何かを書こう、という目標のもといろいろな創作をするブログになりました。

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うぉんちゅー!

さむいですねぇ……。

なんだかやたらとお腹が空いたりするんですが、ウチにはロクな食べ物がないのでかろうじて食べないでいられてる。
これでポテチとか菓子パンとかが常備してあったらけっこうヤバいとおもうのね。

そんな自分の話はどうでもいいとして、
今日も拍手をありがとうございます。
この拍手はブログ小話にいただけているモノと思うよ、思いこみますよ。

あっ、↓の記事にも書きましたが、赤城長編の番外編もUPしましたのでそちらもよろしくお願いします(宣伝乙です)

続きはここのところ毎日続けているアレです。小ネタ。






(隠しごとをしてるよね 5)



一雪くんのことが好きだから、こんなに悲しいんだ。
浮気する男なんか、こっちからフッてやる! って思えたら、泣きたくなんてならないはずなのに。
それでも、浮気されてても、もしかしたらもう私のことを好きじゃなくなってるかも知れないと思っても、それでもわたしは一雪くんのことが好きだから泣きたくなっちゃうんだ。

「僕が、浮気でもしようとしたと思ってるの?」
「それで、悲しくなっちゃったんだね」

泣いていて何も言えない私の思っていることを、一雪くんは全部わかってくれる。
それが嬉しい。嬉しくて。

「うえぇぇ……っ、や、やだよ……かずゆきくっ……」

いやいやと、子どものように泣いてしまう。
こんなの、自分でも恥ずかしいって分かってるのに身体が言うこと聞かない。

「ほら。落ち着きなよ。僕はどこにもいかないからさ」

それまでずっと胸に抱いていたうさぎさんのぬいぐるみを取り上げられて、今度は逆に一雪くんの胸の中に包まれてしまった。
うさぎさんと違って、あったかくって、大きくて、でもうさぎさんみたいに柔らかくはない一雪くんの胸の中。
ぽんぽんっ、て子供をあやすように背中を何度か叩かれて、少しだけ涙が落ち着いてきたころ、ため息交じりの一雪くんの声が聞こえてきた。

「何から話そうかなぁ。……とりあえず、僕は少し傷ついたよ」
「ふぇ……?」
「僕は雪にあまり信用されていないんだね。友達の噂話くらいで、浮気だって勘違いされるくらいに」
「……ぅぇ、だ、だって」
「まぁ、冗談だけど」
「ど、……どっち……?」
「本気じゃあないよ。まあ、小春ちゃんと一緒に歩いていたことがあるっていうのは、本当だけどさ」

……そんなこと、正直に告白してくれなくてもいいのに。








ここまで来ても小春のことを「小春ちゃん」と呼ぶ赤城は、実はたぶん小春ちゃんの名字を知らないんじゃないかと思います。
だって、小春の友達はみんな彼女のことを名前で呼びますから。
初めて会ったときに自己紹介くらいはしたかもしれないけど、そんなの一回で覚えられないと思うのですよ。
名前も知らないのにずっとずっと大好きで、会いたい会いたいと焦がれていた子の名前でもない限りはね。





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