早起ききつかった

いやー、走った走った。
10時のシネコンがあんなに混んでるなんて、僕知らなかったよ。
前売り座席指定予約していたのに、あと3分で場内締め切られるところだった。

ところで「星を守るは天使の務め！」とかいわれるとド/ラ/ク/エ/9をおもいだすね。
天使ブームかしら。


この後ろは昨日までの続きです。
こういうのを拍手お礼場面に載せたらいいのかな？

（隠しごとをしてるよね　3）



小春ちゃんは、かわいい。
それはもう、女のわたしから見ても可愛いもの。
まもってあげたいとか、助けてあげたいとか、それから一緒にいて癒されたいとか、そういう風な感情を、周りにいる人たちに抱かせるような子だ。
可愛らしくてそばに置いておきたい、って思うところはペットのうさぎとか、おっきなぬいぐるみとか、そういうのに似てる。

わたしのはね学時代のお友達を紹介したとき、志波くんや佐伯くん、みなこちゃんのことは名字で呼んだのに、一雪くんはなぜか小春ちゃんのことだけは「小春ちゃん」って呼んだ。
本当に細かい、ちょっとしたことだけれど、わたしはそれがちょっとひっかかってたんだ。

もちろん、それだけのことで一雪くんのことを疑ったりするほど、信用していないわけじゃないんだけど。

「一雪くんが、二人っきりで小春ちゃんと歩いてたのを見たって」

そう言ったら固まってしまった一雪くんを見て、こんなことになるなら、小春ちゃんなんか紹介しなければよかった、って後悔した。

「やっぱり。そうなんだ。本当なんだ」

泣くもんか。って思ってたのに、勝手に涙があふれてきて、声が震えて最後は言葉にならなかった。
たったの一言だけでこんなになっちゃう。

「わっ、わたし……より」

小春ちゃんのほうが可愛いもんね。
こんなふうに、彼氏を問い詰めて困らせて泣くような子なんて、かわいくないもんね。

ボロボロ涙がこぼれてきて、なにも言えなかった。
きっと今、わたし、可愛くない顔してる。

---

雪ちゃんのコンプレックスはひどいもんです。
在学中に赤城以外には全くモテなかったもんだから、「自分は大して可愛くない」と思ってるんだとおもいます。
みなこや小春に比べたら、普通ですが、普通なのが雪ちゃんのいいところですよ。