新しいパソコンからこんにちは

半日かけてお引っ越しほぼ完了しました。あれだね、パソコン買いかえるたびにセットアップって楽になってきてるね。良いことだー。まずはじめに日参サイト様のブックマークを完了させました。これがないとね！
にしても、だいたいのアプリケーションは移動することができたのに一番大事で私がよく使うソフトがインストールはできたのに起動しないってどういうことですか。microsoftのソフトが動かないってどういうことですかまったく。

さて、そんなことばっかりしててなんとなくスランプなんですが新パソコン記念、赤城いってみよう！（完全に自己満足。いいんだ！）

「一雪くん、できた？」
「うん、順調順調」
「ありがとう。一雪くんがいてくれて助かったよ」
「僕の存在価値はそんなことくらいしかないからね、せいぜい頑張るよ」
「そんな卑屈にならなくてもいいじゃない」

　そうは言ってもね。意地っ張りな彼女のことだから、他の事だったら少しくらい苦手でも「いい、自分でやる」って言って何度も失敗しながら結局一人でやり遂げちゃうんだ。僕が手伝う隙なんて与えやしない。
　そんな彼女が唯一（といっても過言ではないと思うけど）無条件に僕を頼ってくるのがパソコン関係のこと。レポートを書いたりインターネットを見たりで、使うことはそれなりにできるみたいだけど、セットアップやら買い替えやらイレギュラーが起こると途端にオロオロしはじめるんだ。
　今日は、自宅に新しいパソコンを買ったから設定をしてくれと泣きつかれて彼女の家にやってきている。

「だったら、僕のいいところって、どこ？」

　パソコンデスクに向かう僕にコーヒーの入ったカップを渡してくれた彼女を振り返って、尋ねてみる。
　立ったままの彼女を見上げるのは少し新鮮だ。足を組んで、椅子の背もたれに寄りかかるようにして彼女の顔をじっ、と見つめてみる。

「いいところ？」
「そう。もしくは、君がおもわず僕を頼りたくなるようなところ……、かな」

　うん、わかってる。ちょっとした意地悪だよ。
　意地っ張りというか、照れ屋な君が、そんなことさらっと口にできるわけないって、知ってるよ。
　けど、言ってほしいんだよ。僕としては。君が僕のどんなところを好きでいてくれているのか、いつも確認したい。今日も僕を好きでいてくれてるって安心したいんだ。

「そんなこと、口では言えないよ……」
「口では、言えないようなこと？　いいね、珍しく大胆だねえ」
「な、なに勘違いしてるのっ！　そういう意味じゃないから！　一雪くんのエッチ！ばか！」
「あはははっ。面白いなあ、本当に」

　真っ赤になってそっぽを向いた顔が可愛くって、僕はますます笑った。
　これは、どうあっても言わせないと腹の虫がおさまらないぞ（あれ、使い方間違ってるね。まあいいか）
　僕は椅子から立ち上がって（コーヒーカップはパソコンの脇に置いた）彼女の小さな肩を後ろから抱き締めた。ふわりといつも彼女から香るシャンプーのいい香りがした。

「ね。教えてよ。僕は、君にとって、頼りがいがある男でいられてる？」
「だから……そんなの」
「わかってるけど、君の口から聞きたいの。ね？」
「一雪くん、パ、パソコンは大丈夫なの？」
「平気平気。いま、再起動中だから。ごまかそうったって、そうはいかないよ」

　それにしても意地っ張りで、照れ屋さんで、そのうえ強情な女の子。
　でも僕も、あきらめが悪い事にかけてはだれにも負けない自信があるからね？

　なんとしても、言わせちゃうよ。

---

うふふふふ、長いうえに意味不明。
赤城→→→→→←デイジーって感じですね。でも赤城はこのくらいデイジーにメロメロ惚れまくっているのが好きだな！