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恋煩い日記

2012年は毎日何かを書こう、という目標のもといろいろな創作をするブログになりました。

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誰かすまない、俺、もう限界なんだ

↑ このタイトルは潜水艦に乗ったとたんに乗り物酔いに見舞われてぶるぶる震えながら助けを求めるク/ラ/ウ/ド/さんのセリフです。
しかしこの直後に「そうだな、なにかしていたほうが気がまぎれる」とかいって潜水艦の操縦を始める彼。
乗り物酔いはそんなもんじゃ直らないと思うけど! そんなことしたら余計に酔うと思うけど!

さて、上の記事に「サイト1周年記念リクエスト企画」の詳細を書いてます。皆様よろしくお願いいたします!!
ひとつも来なかったら悲しいから!

というわけで今日も一ネタ、「個人的男の子の好み」です。
続きにて。



「足が痛い……」
「えぇっ。だからそんな、ヒールの高い靴はいてくるからだよ」
「だって……。かわいいと思ったんだもん」
「どうする? 少し休もっか」

 あ。一雪くん今露骨に不機嫌になった。靴がかわいいかどうかにも触れてくれないし。
 ちょっと、勇気を出して言ってみたんだけどな。一雪くんが「かわいいよ」っていってくれたら嬉しいな、とかチラッとでも考えたわたしが悪かったね、そうだね。

 遊園地で。たしかにたくさん歩き回るって分かってるのにあんまり慣れてないヒールの靴を履いてきたのも悪かったと思う。
 けど、これくらい大丈夫だと思ったんだもん……。仕方ないじゃない。

 私と一雪くんはちょうど見つけたベンチに腰掛けた。

「靴脱ぎなよ。少し楽になるでしょ」
「そうだね。……ごめんね。大丈夫だと思ったんだ」
「いや、別にいいよ。それよりどうする? まだ時間は結構あるけど、その足じゃああまり歩けないでしょ」
「うん。せっかく来たのにごめんね」
「だからいいって。今日は帰る?」
「もったいないよ、帰るなんて。もっと遊ぼうよ。大丈夫、ちょっと休んだら平気だよ」
「けど……、やっぱりやめよう。遊園地はまたいつでもこれるじゃないか」
「むーん。じゃあ、その代わり一雪くんの家行ってもいい?」
「ああ、いいよ。夕飯食べてくでしょ」
「うん」

 それで決まり。
 しばらく休んで、足の痛みもなくなったのでとりあえずここから帰ろうと立ち上がった。

「足痛くなったらすぐ言えよ」
「うん、ありがと」

 じんじんしてる足の裏は本当はこれくらい休んだだけじゃ平気にはならないけれど、珍しく一雪くんが優しいのでわたしも頑張って歩くことにする。

「かわいいとは、思うけれどね。 けどそういうとこは僕にだけ見せてくれればいいんだよ」
「えっ? なんのこと?」
「分からないなら秘密」
「えー。イジワル!!」




**

というわけで。今日のポイントは 「ほんのり優しい」 とか……。微妙な線ですいません。分かりにくいっすね。
もちろん甘甘に甘やかしてくれるのは良い! 全然バッチコイ! しかしですね。なんだかんだとイジワルくさいことを言いながらも気遣ってくれたり、ちょっとしたところで助けてくれたりするのがまた良い!
ってこれホントわたしの超個人的な男の好みを大暴露大会なんですけど。
すげー恥ずかしくなってきた。いまさら。
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