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恋煩い日記

2012年は毎日何かを書こう、という目標のもといろいろな創作をするブログになりました。

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世の中広すぎる

志波くんの誕生日まであと二週間とちょっと!
というわけでいろいろと焦りはじめました。


それはそうと、「ば/ら/か/も/ん」というコミックスを買ったんですがね、これがまた、田舎暮らしの本なんですけど、都会につかれた23歳書道家が自分の書を見つめ直すためにやってきた田舎の島で、小学一年生女児(や他の子供たち)と触れ合って行くという話なんですけどね(いろいろ端折った)

どうしてこう、 最近年の差って言うとこうも萌えるのかねぇぇぇ!!!!

女の子のほうが主人公好き好きすぎて見ていてほほえましくて仕方がない。
もちろん、主人公のほうは彼女を小学生としてしか見ていないんですけどね、
10年後が楽しみでないの……!!! と思ってしまうわたしはもうなんというかもう、……終わってる。ゴメンなさい。

でも、自分が年とるとともに、好みの年齢も上がってくるよね。 小学生のころは17、8とかが神のように思えたものだけど、今は30前半とか何このイケメンとか思うもの。
もちろんもっと上でもいけるもの。

……単に、セッソーがなくなってきただけ、ともいえるな。


で、だね。二次サイト様を探したんだけど、どうやらわたしの検索力では見つけられないようだ。
たすけてフ/ィ/リ/ッ/プ/くん!!

というわけで、カッとなってやってものを続きに置いていく。
出すところがないんだ……ゴメンなさい






(「ば/ら/か/も/ん」 先生となる)



「先生ー! 遊びに来たぞー!」

しーん……。

縁側からなるが声をかけたけれど、返事はなかった。いつもなら、「また来たのか」とか「たまにはどこかほかの場所に行ったらどうだ」とか、ぶつぶつ言いながらそれでも家にあげてくれるはずなのに。
せっかく遊びに来たのに、先生、いないのかな?
どうせ、お店に行ってるか、郷長さんちにお皿を返しに行ってるか、ネコおじさんちで猫と遊んでいるんだろう。そう思ったなるがいつものように部屋にあがりこんでみると、奥の部屋に先生はいた。

「なんだ、先生いたんじゃな……」

と言いかけて、なるはぴたりと口をとじた。
清は、一心不乱に字を書いていた。書いては半紙を床に投げ、そうしてまた新しい紙を取り上げる。また書く、そして床に落とす。

(先生は才能がないから、たくさん練習しなきゃいけないんだ)

なるは以前そう勘違いしたまま、今もそれで納得し、邪魔をしないようにしばらく待っていようと思った。

そうだ、暑いから、麦茶でも用意して待っていてやろう! きっと先生、喜んでくれるはずだ。

とたとたと、裸足のなるは廊下を歩いて台所に向かう。この家ならもう、どこに何があるかも知っているし、普段は日本茶ばかり飲む先生だけど、ここ最近の暑さでヒロ兄や美和ねぇに「麦茶くらい用意しとけ!」と言われて渋々麦茶を煮出していたのも知っている。

「んしょ……」

ばこん、と大型の冷蔵庫を開けて、麦茶の入った冷水筒を取り出す。
コップは……なるが見上げたのは、背の高い食器棚。子供のなるやひながイタズラしないように、清は割れやすい食器類を彼女らの手の届かない高いところに仕舞っていた。

(えっへへ、でも、こうすれば手が届くもんね!)

なるは勝手口の奥から古く手汚れたビール箱を引きずってきて、その上に乗った。これは、清が用意したものではなくて彼がやってくるずっと前からこの家に置いてあったものだ。
背伸びして戸棚をあけ、コップに手が届く、という瞬間。

「なるっ! 何やってるんだ!」
「え、……あっ!」

がちゃん。
突然背後からかけられた声に驚いたなるは、指先だけで持っていたコップを取り落としてしまった。
あっ、と思う間もなくコップは床に落ち、粉々に割れてしまった。

「あーっ! コップが!」
「このバカ、何やってんだ! 危ないだろ!」
「だって先生がいきなり声をかけるから!」

不眠不休で書いていた清が駆け寄るよりも早く、なるはビール箱から飛び降りてコップの破片を拾おうと手を伸ばした。

「バカ、やめっ!」
「いたーっ! 指切った!」
「ほら見ろ、だから触るなって言ったのに!」

清は頭に巻いていたタオルを取って床に投げ捨て、こちらに駆け寄ってきた。床にしゃがみこんだなるの手を取る。

「大丈夫か? 深く切ったりしてないか?」
「大丈夫だよー」

小さな怪我など日常茶飯事のなるはこのくらいの切り傷などあまり気にもしていなかった。あっけらかんと答えると、たしかじいちゃんにもらったバンドエードがどっかにあったはず、とポケットを探ろうとした。

「先生、手、離してよ」

バンドエード貼るんだ、と言いかけたなるの目が、一瞬にして大きく丸く見開かれた。

「せ、せんせ……?」

なるの小さな人差し指を、清がその口に含んでいた。
指に感じる妙な生温かさが、なんとも言えない気分になる。ジンジンしていたような痛みを、ぬめっとした舌で舐められ、ぞくりと背筋が粟立った。

「やっ、やぁぁぁ!!」
「……っ!」
「先生のばかーーー! えっち! ヘンタイ! ろりこんーーーー!!!」
「あっ、なる!!!」

ぴゅー、とすごい勢いで逃げ去って行ったなるの後姿を見て、清は自分がしていたことを思い出して急に恥ずかしくなったのだった。
……なんで俺、あんなことしたんだろう。



自分の行動に理由を見いだせない清に追い打ちをかけるように、「都会から来た先生はSM趣味がある上にロリコンで手が早い」という根も葉もあるうわさが近所中に広まってしまうのに、一晩もかからなかったという。




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