恋煩い日記
2012年は毎日何かを書こう、という目標のもといろいろな創作をするブログになりました。
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6話目です
引き続き、お楽しみください。
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赤主SS <いつも、いつまでも>
※以下をよくお読みのうえ、ご了承のうえ先にお進みください。
・赤城×デイジー前提
・卒業後、大学生設定
・灯台に告白に来たのは佐伯、でも振られた
・佐伯とデイジーは大人な意味での関係あり
・ぶっちゃけ、佐伯は当て馬です。
・赤城が出てくるのは4話からになります。
・赤城のキャラが、ゲームのイメージと大きく違います。爽 やかでもカッコよくもありません。
「こんなん赤城じゃない!」とか言わない。これ約束。
許容できない方は読まないで下さい。管理人は打たれ弱いです。
◆本文はこちらです。
1話 2話 3話 4話 5話 6話new!! 7話 8話 9話 10話 11話
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赤主SS <いつも、いつまでも>
※以下をよくお読みのうえ、ご了承のうえ先にお進みください。
・赤城×デイジー前提
・卒業後、大学生設定
・灯台に告白に来たのは佐伯、でも振られた
・佐伯とデイジーは大人な意味での関係あり
・ぶっちゃけ、佐伯は当て馬です。
・赤城が出てくるのは4話からになります。
・赤城のキャラが、ゲームのイメージと大きく違います。爽 やかでもカッコよくもありません。
「こんなん赤城じゃない!」とか言わない。これ約束。
許容できない方は読まないで下さい。管理人は打たれ弱いです。
◆本文はこちらです。
1話 2話 3話 4話 5話 6話new!! 7話 8話 9話 10話 11話
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(いつも、いつまでも)
6
プルルルル、プルルルル、プルルル……
うるさいなぁ。
プルルルル、プルルルル、プルルル……
……うーん、もう。なに? なんの音?
プルルルル、プルルルル、プルルル……
それが携帯電話の着信音だと気付いた瞬間に目が覚めた。
メールはともかく、通話の着信などほとんどないからすっかり忘れていた。
いつの間にかうとうとしていたらしい。枕の脇に無造作にほおられていた携帯電話を手に取り、雪は慌てて通話ボタンを押した。
着信の相手を確認する暇なんかなかった。
「も、もしもし! お待たせしました!」
―― あ。やっと出てくれた。良かった、着信拒否かと思ったよ。
「え……、だ、誰……?」
―― おい。もう僕の声、忘れちゃった? まあ、仕方ないか。
「え……あ、あの……」
電話機の向こうから聞こえてくる男の声。佐伯とは違って少し高めで、でも聞きようによっては少し軽薄で、時々こちらをからかうような言い方をするところは少し似ている、と思う。
ばちん、と脳裏に昨日の居酒屋での顔が思い浮かんだ。――赤城一雪。
「あ、赤城くん?」
―― 正解。
「ど、どうしたの? 急に……」
―― どうしたもこうしたも。せっかく再会したんだしさ。君から電話くるの、待っていたんだけど一向に来ないし。待ちきれなくてこっちからかけてみた。
「えっ……あ、あの、ごめんなさい」
―― 別に? それにしても君、本当にずいぶん簡単に謝るようになったんだね。あのころとは別人のようだ。
それは、赤城くんもだよ。
雪は思ったけれど、なぜか声に出すことはできなかった。
あの頃は、不思議なほど自然に会話ができた。ほとんど初対面の時から、なにも気兼ねせずに口げんかをした男の子なんて、あとにも先にも赤城しかいない。
言い合いになっても、口げんかになってもなぜかそれが無性に楽しかった。
それなのに、今はあの頃と何もかも違いすぎる。自分も、そして赤城も。
だから、雪は赤城にどう接したらいいのかよく分からなくなってしまった。
―― まぁ、いいや。ねえ、せっかくだからさ、今度は二人で飲みに行かない?
「……二人きりで?」
―― そりゃそうだよ。積もる話もあるしさ。どうかな。
「う、うん。いいよ」
―― そうこなくちゃ。じゃあ、今度の土曜日なんかどう?
「土曜日……?」
雪は慌ててベッドの脇に置いてあるカバンの中から手帳を取り出した。
ページをめくると、次の土曜にはバイトも予定も何も入っていなかった。
「大丈夫だよ」
―― オッケー。じゃあ、土曜日。場所は僕が決めておくから、決まったらまた連絡するよ。
「う、うん。ありがとう」
―― こちらこそ。それじゃあ、土曜日に。
ぷつり。と簡単に通話は切れた。
茫然として雪は「通話終了」の文字が光る携帯電話の液晶を見つめる。
(な、なにが起こってるんだろう……)
毎日毎日、ほとんど変化のない学生生活だったのに、突然に目まぐるしく状況は変わっていく。
ドキドキと動悸が激しい胸を押さえ、雪は一度大きく深呼吸をした。
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