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恋煩い日記

2012年は毎日何かを書こう、という目標のもといろいろな創作をするブログになりました。

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これだからオタクは

うちに プ/ラ/レ/ー/ル/ はやて&
こまち(ttp://www.takaratomy.co.jp/products/plarail/tettei/set/09_05_pte/index.htm) と、N/ゲ/ー/ジ/ダ/イ/キ/ャ/ス/ト/ス/ケ/ー/ル/モ/デ/ル/ つばさ、Max(ttp://www.trane.org/N-gauge.html)が来ました。 本当はプラレールのつばさとやまびこがほしかったんだけど、売ってなかったんだもの……! 単体じゃ連結しないんだもの!! 連結しないつばさなんて必要ない!!

はやて&こまちの合体(違)で遊んでみたらことのほか生々しかったのでw
撮影は控えました。今度日中撮ってやるから覚悟しなさいバカップルめ。
で、しばらく連結できないつばさとやまびこは並べて眺めてニヤニヤします。

……あぁ、僕は変なんだ!!!



今日はもう、変ついでにとんでもないものを置いておく。
相互先のaikaさまが書かれている赤城大地パラレルの設定を丸パクでおいしく頂きました。

aikaさんごめんね!我慢できずに書いてしまった!!
というわけでパラレル?なにそれ? 大地って誰? そもそもこの設定はなんなの? っていうかんじのSSですので、あしからずごめんなさい。

そろそろ本気で志波主書く。ネタはできてるんだ。







(赤城大地です。 相互先「少年アイカ」さまの「僕の海の名前」というお話に出てくる大地さんと婚約者琴子さんのおはなしです)
ついでに言えば昨日aikaさんとチャットしていたときにキャイキャイ騒いで妄想した二人のワンシーンでもあります。










目が、覚めた。
一瞬、自分がどこにいるのか分からなくなる。真っ暗で周りがなにも見えないせいもある。
(……ここは、わたしのおうち)
まだ、この広い家と一人の寝室に慣れてはいないせいもある。
空気も、においも、音も、何もかもがまだ琴子を「よそ者だ」と拒絶している感じがした。
ごそりと琴子は布団の中で寝返りを打った。隣に眠るはずの夫である人の気配はなかった。眠る前に「今日も仕事が残っているから、遅くなったら先に休んでいてください」と言われていた。琴子は本を読んだり、書き物をしたりして彼の戻りを待ったのだが、それでも眠気が我慢できなくなって先に寝台に入ってしまったのだった。
はっきりとは思い出せないが、何か酷く恐ろしい夢を見たようだった。
何かに追いかけられるような、襲われるような。
夢だとわかっているのに、また目を閉じたら同じ夢を見てしまいそうな気がした。
(こわい……こわいよ……)
目を閉じることも出来ず、琴子は布団の中でぎゅっと身体を丸くした。
(大地さん、早く戻って来て)
誰よりも頼りにしたくて、今この場にいてほしい人はここにはいない。


赤城大地は書斎で仕事の書類に目を通していた。
時折ページをめくる音と、柱にかかっている時計がたまにかちりと動く音以外、家の中はしんと静まり返っていた。
あともう少しでひと段落つきそうだ、と大地がホンのわずかに書類から顔を上げたときだった。
コンコン。
書斎のドアをノックする軽い音がする。
こんな時間に誰だろう? と大地がいぶかしがっていると、返事も聞かずにガチャリとドアノブが音を立てて扉が開いた。
「あの……ごめんなさい」
扉の隙間から顔を覗かせたのは琴子だった。
琴子が書斎に来たことなど、結婚以来一度もない。ましてやこんな時間に。
「琴子さん。どうなさったんですか、こんな時間に」
「お仕事中にごめんなさい」
「とりあえず、いいからお入り。 そんなところでは話も出来ない」
大地は立ち上がって琴子を部屋の中へと招き入れた。
彼女はひらひらとした洋風の寝巻き姿に、薄手のカーディガンを羽織り、素足にふわふわとしたスリッパをひっかけただけの格好だった。
その無防備すぎる格好に、大地は一瞬目を見張る。それで部屋の中の小さな椅子に座らせた彼女の前に立って、こう言わずにはおれなかった。
「琴子さん、ここに来るまでに誰かに会いましたか」
「いいえ。誰にも」
「そう……」
よかった。と大地は内心胸をなでおろしたのだけれど、それは緊張しきっている琴子には伝わらなかった。
「ここはあなたの家だから、あまりとやかくは言いたくないけれど。あなたもとりあえずはお嫁に入った身なのだから、軽々しくこういう格好をして廊下を歩いたりしてはいけない。この家には夜でも家族以外の者もいるのだからね、そういう者に不用意な姿を見せるわけにはいかないでしょう」
つまるところ大地は「あなたは僕の嫁なんだから、僕以外にそういうかわいらしい格好を見せないように。思わずクラッと来る者もいるでしょうに」というような意味で言ったのだけれど、琴子にはそうは聞こえなかった。
仕事中に邪魔をしに来て、自覚のない嫁だ、これだから年端も行かない子供は。と、そういう風に聞こえた。
「あ、……ご、ごめんなさい……で、でも」
じわり。
琴子の目に涙が浮かぶ。やっぱり、来なければよかった。大地さんのお仕事の邪魔になってしまったし、怒らせてしまった。
「でも……、ひ、ひく。た、大地さんが」
次第にしゃくりあげていくその姿を見て大地が慌てて琴子の前にしゃがみこむ。
「えっ、……えっ? 琴子さん?」
「大地さんがいないから……わっ、わたし、こわいゆめ、みて……っ」
「ちょ、え!? ……えっ!?」
「お家も、おへやも、広くて……っ、一人で寝るの、こわいよぉ……」
ぼろぼろと瞳から次々に涙をこぼす琴子をみて、大地はすっかり途方に暮れてしまった。
まさか、こんな展開になるとは。



「とりあえず、部屋に戻りましょう。少し落ち着いて」
「……う、うん……」
言うが早いか大地は琴子の身体をふわりと抱き上げた。
びっくりした琴子が抵抗する暇もない。
「……ひっ!?」
「こうしたほうが早いでしょ? ほら、行きますよ」
火照った頬をどうしたらいいのか分からず、琴子は大地の肩に顔をうずめた。
こっそりと息を吸ってみると、大地のにおいがした。それはこの家のにおいとは少し違っていて、少し暖かく琴子を包んでくれるような気さえした。
「何か飲みますか。暖かい物がいいね」
「いえっ……、あの、いりません」
「ダメだよ。ここには水差ししかないじゃないか。何かお茶……」
大地はぐるりと部屋を見回して、それからかぶりを振った。
「お茶はよくない、眠れなくなる。……そうだ、いいものを作って来て差し上げます。少し、待っていて」
言うなりすぐさま部屋を出て行こうとする大地の後ろから琴子はしがみついた。
「待って!行かないで!」
「うわっ……!」
がつん、と鈍い音がして、大地が額を抑えてしゃがみ込んだ。
急に琴子が足を取ったから躓いて部屋のドアに額をぶつけたのだ。
「い、いたた……」
「きゃぁぁあ! ご、ごめんなさい!!」
慌てて琴子がその大地の抑える額を覗き込む。
……と、ぱちりと目を開けた大地と目が合った。その目には痛さのためかほんのりと涙が浮かんでいるけれど、にっこりと大地が微笑んでくれる。
「あはは……、こんなの、何年振りだろう!」
「ごめ……っ、で、でも……うふふふ」
赤くなった額で笑う大地が急に身近に感じられて、琴子も思わず笑ってしまっていた。
「あはは。こーら、君のせいで転んだんだからな」
「あっ、そうですよね……ごめんなさい」
「いいよ、もう気にしてない。僕のほうこそ、怖がっていた貴女を一人にしようとしてごめん」
「あっそういえば……もう、あんまり怖くない」
「それはよかった。じゃあ改めて一緒に行きましょう」
「どこへ?」
「台所だよ。あったかいいいものを作ってあげる」




小さい子供にするように、手を繋いで歩くというのもいいものだ。
大地は左手のぬくもりを感じながらそんなことを思った。
ぺたぺたとスリッパの音を響かせながら自分の半歩後ろを着いてくる琴子が少しだけ大地の顔を見上げるようにして聞いてくる。
「大地さんはお料理もできるんですか?」
「料理と言っても、本当に簡単なものだけだよ。さあ、琴子さんはそこで見ていて。すぐにできるから」
大地は台所を見回して、小さな鍋に牛乳を注いで火にかけた。
自分の分と琴子の分、二人のカップを用意しているうちにあっという間に鍋の中の牛乳は良い具合に温まった。
「さあ、できた。部屋に戻るよ」
「はい」
今度は大地が両手にカップを持っているので手を繋ぐことは出来ない。
琴子は少しだけ迷ったけれど、大地が着ていた上着の裾を少しだけ掴んで歩くことにした。
大地はそれに気がついて、本当にこの子は。とくすりと息を漏らしたけれど、咎めることはしないで琴子のしたいようにさせておくことにした。
結婚以来、こんなにも琴子を近くに感じたのは初めてだった。
「さあ、着きましたよ、琴子さん、ドアを開けて」
「は、はい!」
琴子が先回りして寝室のドアを開ける。
「ありがとう。はい、これは琴子さんの分。熱いから気をつけてね」
「うん」

ベッドの上に座った琴子は湯気を立てるホットミルクにふうふうと息を吹き掛けた。
熱くないか恐る恐る、といった様子で口をつけた琴子が、きらきらとしためで大地のことを見上げる。
隣に座った大地はその様子を微笑みながら見ていた。
「おいしい! 大地さん、これ、とってもおいしいです」
「そう、それはよかった」
「だって、ただ牛乳をあっためただけに見えたのに……どうしてこんなにおいしくなるんですか?」
「それは、僕は魔法を使えるからですよ。琴子さんのために、おいしくなるようにってね☆」
「すごぉい……」
かわいいな、と素直に大地は思った。
今までも可愛いとは思っていたし、むしろ好意を持っていた(そうでなければどう接していいのか分からずに今まで散々迷ったりしない)けれど、今夜は格別だ。
「まだまだ熱いから、ちゃんとふぅふぅして飲むんだよ」
「うん」
今まで近くに居ながらも、なぜか遠く感じていた琴子がちゃんと隣にいるように感じるからかもしれない。


「あのね……怖い夢をみたの。それで、寝ていたんだけど、起きてしまって……」
ホットミルクを飲みながら、琴子はぽつぽつと先ほどのことを喋りはじめた。
大地はその様子を黙って聞くことにした。
「あのね。本当はね、ずっと、一人で寝るのが怖かったの。お家も、お部屋も広くって、それで、大地さんはいつも帰ってらっしゃらないし」
「そうか。君が怖がっているの、気がついてあげられなくてごめんね」
さらり、と琴子の髪をなでた。指にかかる感触は細くてやわらかい。
「……いつも、と言えないのが心苦しいけれど。僕でよければ、これからできる限り一緒に寝てあげる」
君が、イヤじゃなければ、だけど。そういって大地は首を傾けて琴子の目を覗き込んだ。
どうして今まで気がつかなかったのだろう。この子の瞳が何を映しているのか。どういう気持ちで、「ソレ」を見つめていたのか。
「イヤだなんて……、わたしっ、わたし、大地さんがいいです」
今まで気がつけずにいたのが嘘みたいだ。こんなにもこの子はまっすぐに僕のことを見えいてくれているじゃないか。
「わたし……大地さんと一緒が……いいな、って」
ここで素直に「僕もだよ」ということができないのは、たぶんきっと赤城家の血筋ってものだろう。ちょっとだけひねくれていて、天の邪鬼で素直じゃない、そんな少し意地悪な。
ここまで女の子に言わせておいて、まだ空とぼけるというのは相当に意地が悪い。大地は自覚しながらも言ったのだった。
「僕……? どうして?」
「そっ、それは!……だって!!」
あぁ、やっぱり。好きな子のこういうところを見るのはたまらなく愛しくて、癖になるんだ。だから、たぶん僕はこれからもきっと君のことをいじめてしまうだろう。そのたびに可愛い顔を見せてくれるね?
大地は琴子の頭を胸のほうに引き寄せた。少し高めの体温も、自分より一回り以上小さなその身体も、何もかも愛しい。
そして、彼女と結婚したのは間違いではなかったと確信する。
「だって……わたしは大地さんの……大地さんの、お嫁さんだもの……!」
期待していたのとは点で違う方面のことを思い切り宣言している胸の中の小さな子を、それでも大地は愛しく感じていた。ずいぶんとお互い勘違いをして長い間ぎこちなかったけれど、ようやくいま僕は君と本当の意味で夫婦になれたような気がするよ。
「うん。僕も琴子さんの夫だから、大事なお嫁さんと一緒にいたいよ」

淹れたばかりのホットミルクはもうすっかり冷めきってしまったけれど、この部屋の主たちのまだまだあつい夜は始まったばかりのようだった。










なっが!!!
とりあえず詰めた詰めた!!いろんなエピソード詰めた上にオリジナルのところまでできちゃったよ!!


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