来月の今頃は

無事、琉夏くんに告白されてEDを迎えられているといいなあ……（願望）

乙女ゲーをプレイするに当たってのポリシーは「王子から攻略するべし」
なので、琉夏くんから行くことは決定しているのです。次琥一。

でも、ときメモって琉夏くん狙ってるつもりでも来てくれなかったりすることあるから、
思い通りにいくかどうか分かりませんけどね。
でもたぶんニヤニヤしているとは思います。
乙女ゲでときめき補給です。

今日はこのあと赤城くんの話を書く予定です。
なんていうか、心の準備をして、洗い物とか明日の準備とか全部済ませてから取り掛かろうと思います。


でもって、
今日も妄想女子まゆちゃんの話を投下していきます。

そうそう、「少年アイカ」さまのブログに相川ケンジロがカッコよさ120％増しで出演させていただいてます。
彼女の名前が似ているのでお近づきになったあちら様の矢代くんと絡んでおります。

（大好きです。）
四回目。


丸く筒状になったポスターを広げて、壁を見上げる。壁には、前に貼られたポスターの画鋲のあとがたくさん残っている。
……うーん。あそこに貼るのかぁ。
椅子に乗ったくらいじゃあ、身長149cm（中学三年から一センチも伸びない……）のわたしには到底届かないような高さ。
ちょっとお行儀が悪いけど、机にのぼるしかないかなぁ。
いまなら誰も見ていないし、相川くんが帰ってくる前に終わらせれば大丈夫だよね？

ガタガタと近くの机を動かして来て、壁際に設置。
これなら届くかなあ。大丈夫かなぁ。

画鋲を机の端っこに置いて、ポスターもその横に準備してから上履きを脱いで机の上によじ登った。
よいしょ……。


思ったよりもポスターを貼るべき場所が高くて、背伸びをしてもようやく届くかどうか、という場所に悪戦苦闘していたその時。

「なにしてんの」
「……にゃっ！？」
「あぶなくね？　そんなとこ登って」
「あ、あのあの……！」

ひゃぁぁ。あ、相川くんが帰ってきちゃったよ！
わたしはポスターを押さえたまま、あたふたと相川くんのことを見下ろす。
……ん？　わたしが相川くんのことを見下ろすだなんて、そんなことこの先もうなさそう。ちょっと、貴重な体験しちゃった……じゃなくて！
机の上に登ったりして、お行儀が悪い子って思われる！　ポスター貼りも満足にできないような役立たずって思われる！
どうしようどうしようどうしたら……！

何も言えないわたしをちらりと見て、相川くんは空になったゴミ箱を所定の位置に戻した。
それから、近寄ってくる。

「それ、貼るの？　そこに？」
「う、うん。さっき、相川くんがいない時に先生に頼まれてて……」
「あぶねーだろ、そんなとこ登って」
「そ、そうかな……？」
「背伸びしても届かねえんだろ？　滑って落ちたりしたらどうすんだよ」
「え、えっと……」
「俺がやる。かして」

え……。
言い訳をする暇もなく相川くんがわたしを押しのけて机の上に登ってきた。
押し出されるようにしてわたしはそこから降りる。また、相川くんを見上げる形になった。

「なぁ。こういうのは俺に頼めよ。ほら、俺、背だけは高いからこういうの得意だし」
「あ……、うん、ありがとう。でも、頼まれたのはわたしだったから……」
「俺、こういうの迷惑とか全然思わねーから、どんどん言って」
「え、あ、あ。うん」

机の上に上った相川くんは、さっきわたしが手も届かなかったような場所に軽々と画鋲を刺してポスターをはりつけた。
そして、ひょい、と身軽な動作で机から降りる。
……うわぁ。今気がついたけど、背が高いだけあってすっごく足が長いんだぁ……。

「ほい、おわり」
「あ、ありがとう」
「いいえ。……あと、やることは？」
「あとは、日誌書いたら……」

そしたら、日直の仕事は……おわり。
せっかくちょっとだけだけど話ができたのに。淋しいな。
今日が終わったらまた、相川くんとお話できなくなっちゃうのかな。
どうしよう、いろいろお話ししたい。相川くんのこと、知りたいの。
趣味とか血液型とかお家はどこかとか兄弟いるかとか携帯の機種とか、他にもいろいろ。
……でも、急にそんな話したら変な子？　そうだよね、絶対変な子って思われるよね！？

あああー、どうしよう！　日誌、書きたいけどかきたくないような気分……！

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そろそろ下校といいつつ全然下校しません（笑）
まだ帰るまでに二回くらいかかりそうな予感。