恋煩い日記
2012年は毎日何かを書こう、という目標のもといろいろな創作をするブログになりました。
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白熱してまいりました
虹を見ました。ゆうきですこんばんは。
真ん中あたり、縦に。
言われてみれば、ていうくらいの虹です。
でも今日、雨も降ってないし雨雲っぽいのもなかったし、それなのにどうして虹が出るんだろう。
世の中には不思議なことがたくさんあります。
えぇっと、連日拍手たくさんありがとうございます!!
嬉しいです!
コメントいただいた方には、サイトのレスページからお返事いたします。
ありがとうございました~。
というわけで、今日も続きは妄想男子。
いよいよ妄想だけじゃ話が進まなくなったので、普通に書いた。
真ん中あたり、縦に。
言われてみれば、ていうくらいの虹です。
でも今日、雨も降ってないし雨雲っぽいのもなかったし、それなのにどうして虹が出るんだろう。
世の中には不思議なことがたくさんあります。
えぇっと、連日拍手たくさんありがとうございます!!
嬉しいです!
コメントいただいた方には、サイトのレスページからお返事いたします。
ありがとうございました~。
というわけで、今日も続きは妄想男子。
いよいよ妄想だけじゃ話が進まなくなったので、普通に書いた。
(届いてほしいこの想い、でも気付かないでほしいこんなヘンタイな僕には。)
五回目。
○月○日 PM17:11
「それじゃ、失礼しまーす」
「……しゃーす」
ぱたん、と職員室のドアを閉めた彼女がくるりとこっちを振り向くのを見て、俺は慌てて目をそらす。
いくらなんでも後ろ姿、ガン見してました、なんてばれたら軽く死ねる。
あーー、ずっとこうしていたい。今この瞬間から時計が止まって、そんで巻き戻って今日の朝になったらいい。
そしたら、また今朝から彼女と一緒に朝から日直ができるじゃねえか。
そんなワケ分かんねえ気持ち悪いことを俺が考えているとは夢にも思っていない様子で、彼女はその可憐な唇を開いた。
「帰ろうか」
「……ん、ああ、うん」
「少し遅くなっちゃったね」
言われて、窓の外を初めて見る。
まだそんなに遅くはない時間のはずだけれど(部活の日はもっと遅く、暗くなるまで練習することがある)、窓の外はすっかり夕日も落ちて、空も暗い藍色へと変わっていた。
こ、ここここ、こういうときって、送って行ってやった方がいいのかな、い、いいんだろうな。
俺は、クラスの人気ナンバーワンのイケメンと違ってこんなことしたことねえからわかんねえよ。
だっ、大体、俺が突然そんなこと言いだしたら、おかしくね? なぁ。こういうのって、みんなどうやってやってんだ?
んっ……で、でも。
へ、ヘタレな俺も、ちょっとは勇気ださねえと……、なんもすすまねえ、よな……。ゆ、勇気! 勇気!!
地球上のみんな! お、俺にちょっとだけ勇気を分けてくれ! とか言いたくなるな!
「あ……あのさ。帰り、……駅まで、行くんだろ?」
「うん。そう。今日は部活もないし。……って、さっきも言ったよね」
「聞いた。駅から家まで……遠いのか?」
「歩いて15分くらいかなぁ。でも、どうして?」
「あの、さ。駅から家まで、俺、送ってくって言ったら……イヤか?」
「え……っ!?」
「ああああああっ!! い、いやっ! なんでもねえ! 忘れろ、今のは何でもねえ!!」
ぐわぁぁぁぁぁぁっ!! 言うんじゃなかった! やっぱり言うんじゃなかったぜ!
今の彼女の顔、見たか!? なんでお前がそんなこと言うんだ? っていう、心底予想外、って顔!
たかだか日直を一日一緒にやったからって、調子になんか乗るんじゃなかったぜ! あああ、馬鹿馬鹿、俺の馬鹿野郎!!
死にそうになった俺はその場から走りだして、教室に戻ってカバンをひっつかんで外に出ようとした。
そしたらちょうどそこに、彼女が走ってきて正面から鉢合わせしてしまった。
「わっ!!」
「きゃっ!」
「ご、ゴメン! もう帰るから!」
「やっ、ま、待って! まって!!」
教室から五歩、走ったところで彼女の必死な声に立ち止まった。
恐る恐る振り向くと、教室の中からバタバタと彼女の足音が聞こえる。そしてすぐに、カバンを背負った彼女がドアのところから顔を出した。
「はぁっ。……はぁ。は、走るの、早いね……。背、背が、高いから、足が長いからかなぁ」
ぱたぱた、と彼女の軽い足音が廊下に響く。
俺は何も考えられない。今すぐこの場から逃げ出したい、彼女の前から消えてなくなりたい。
「……あの、ね。……う、嬉しかったの。さっき」
俺は池の鯉みたいに口をパックパックさせるだけで何も言えない。
彼女は俺の横に並ぶ。あまりにも近くて、なんだかいい匂いがするような錯覚すら覚える。
「駅からの道……、ちょっと、暗いところもあって。ひとりだと、コワいなぁって……」
な、なんか俺、明日死にそうな気がするんだけど。これって、俗にいう死亡フラグってやつじゃねえの?
明日、学校休んで家でヒキコモってようかな……。予想外すぎて、しかも予想外の斜め上すぎてこえぇ。
彼女が続ける。
「あの……、だから、……お、お。……おねがいしても、いいですか……?」
漫画だったら、ココ、白目向いて泡吹いて倒れるところ。
だけどそうならなかったのは、これが現実だから。夢でもまぼろしでも俺の妄想でもなくて、まぎれもない現実だから。
○月○日 PM17:35
信じらんね。信じらんねぇけど、なんかこれ、現実みたいだよ。
自分の横に女の子がいて、一緒に歩いてるなんて生まれて初めてだし。なんか、ドキドキしすぎて歩き方も忘れそうだ。
つか、何話したらいいのか分かんなくなってきた。さっきまで、結構普通に喋れてたような気がすんだけどな。
やっぱ、あの職員室の帰りからおかしくなっちまったんだよな……。
駅までは、緩い上り坂をダラダラと登って行く。
朝、遅刻しそうな時は駆け下りればいいから楽な道だけど、帰りは部活でシゴかれてくたびれてんのにこの上り坂にマジ殺意わく。
ローファーを引きずるように、いつものように歩いていくと、隣の彼女が言った。
「ち、……ちょっと、ごめん……、あ、あの……もうちょっと、ゆっくり……」
「あ?」
みると、彼女は口をゆるく開いてはぁはぁと息を吐いている。
思わず俺が立ち止まると、そこで両ひざに手をついておおきく深呼吸した。
「はぁっ。……ご、ごめんね。わたし……歩くの、遅くて」
歩くの……?
キョトンとしていると、彼女がやっと顔をあげた。
「さっき、走るのも早かったけど、歩くのも早いんだね。足が長いのって、いいなぁ」
ズギュン、となんだかヤバい方面にキタような気がした。
この、下から見上げられている感は一体なんだ。ていうか、このアングル最高ぅぅぅぅぅぅ!!!
……じゃ、ねぇっ!!!! 馬鹿だろ、俺。知ってるけどやっぱり馬鹿だろ!
身長差を考えても分かるだろ。女子が歩く速度と、俺が歩く速さが違うことくらい。
それを、なにも考えなしに歩いて、しかもこの上り坂! 彼女、ここまでどんだけ頑張ったんだよ!!
「ご、ゴメン! 俺、全然そういうの気付かなくて……!」
「う、うぅん、ついていけないわたしも悪かったし」
「全然そんなことねえよ! わりぃ、今からゆっくり歩く」
「そうしてもらえると、助かります」
「うん」
あ、やべぇ、今のすっげぇめっちゃ可愛かった。
顔が赤くなってるような気がして、俺はわざとそっぽを向くとまた歩き始めた。
今度は、意識してゆっくり。普段から割と俺ってダラダラしてる方だとは思うけど、それ以上にスローリィになることにする。
「ホントゴメン。俺、……ほら、女の子と歩いたりしたこと、ねぇから」
「えっ? 本当に?」
「マジだよ。ってか、こんなんホントに初めてだし……いまも、どうしていいかマジわかんねえし」
「……意外。 彼女とか、ゼッタイいると思ってた。…………もしかして、今、付き合ってる人、いないの?」
「いるわけねえだろ! 俺が誰かと付き合ってたりしたらマジで台風とかくるぜ」
「そうなんだ……。カノジョ、いないんだ…………」
え。なに。なにその反応。
俺の台風ネタ、すげぇ寒い感じになったじゃん。
てか、ちょっと待てよ!? え? よく考えたらだけど、なんでそんなこと聞く?
俺に彼女がいるなんて、どっからどう見たらそんな考えに行きつくんだ、っていう話だよ。
んなことあるワケわけねーし。
修学旅行だって初詣もクリスマスイブも、ヤロー共とむなしく遊んでただけだったんだぜ? 女の子となんかするだなんて、むしろこっちから頼みたいくらいだよ!
あー、そうだな。頼んだら一緒に遊んでくれるんだったら、俺もう土下座でも何でもしちゃうかもしんねぇ。
と、とにかくそんくらい飢えてるってこと!
そんな俺のどこをどう見たら彼女がいるかも、とか思えるのかこっちが聞きたい。
……つか。ねえ。そんなこと聞かれたらさ、俺、単純だからものすっごく期待するよ?
つーか実際もうかなり心臓バクバク言ってるしな。これで期待外れだったらカコキューで死ぬかもしんねえ。
心臓バクバクしてんのとカコキューと全然関係ねえけど。まあ、そんくらいドキドキしてるってこと。
なぁ……いいの? 俺、俺、自慢じゃねーけどかなり妄想たくましいから、なに考えるかわかったもんじゃないぜ?
なんか怖いから、足は止めない。
駅はだんだん近づいてくる。そうしたら、周りに人も増えて、あんまり話もできなくなるかもしんねえ。
その前に。
「なぁ……、……なんで、そんなこと聞くんだ」
「そんなこと、って……?」
「俺にカノジョいるかとか、そういうこと」
「そ、それは……だって……」
おい。なんでそこで黙る。
早くしないと、駅についちゃうってばよ!
俺はことさらに歩を進めるのをゆっくりにしてみたけれど、結局彼女がそのあと口を開くことはなかった。
……もしかして? 俺、失敗したんじゃね……?
可愛くなってまいりました!!
この男子、可愛いんだけど名前がないんだ。
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