いちまん！ と古森くんできた

このブログが一万HITS達成！　ありがとうございます！



記念というわけではありませんが、なんとなく古森SSができました。

古森くんを書く！と決めたときからずっと頭にあった仮タイトル

「ありがとうって、言いたかった」

です。



＊　以下　古森くんについて萌え語り　＊

古森くんです。


「プレゼント」と並ぶ古森くんのキーワードといえば、「ありがとう」です。

単純に、あまあましているところを書きたかっただけ、というなんというかすみません、な話です。



デイジーに告白するときになって、ようやく自分の言いたかったことを言うことができた古森くんですが、
転校初日から「天使様」デイジーに対しては、ありがとう、って言いたかったんだろうな、ってそんなことは皆さん知っていると思いますけど。

仲良くなっていくにつれて、ありがとうがどんどんつみ重なっていって、
EDでは、「万感の思いをこめて……！」という感じですよね。


しかし、キスありEDでは、デイジーにキスされて、
「君に、言おうとおもってたことがあったんだけど、忘れてしまった」
とか言って、
「もう一回したら、思い出すかもしんねっけど」
とかいって、キスをしようとする策士です。

ピュアっ子にだまされてはいけませんよ！！
古森くんは実は策士ですよ！！


というわけで、個人的に古森くんはただのピュア子で、純朴なだけの少年ではないと思うんですよ。
だって、いきなり学校に復帰して、バスケとかやってるんですよ、
実は運動も得意だし、なんでもできる人に違いないんです。

そういう思い込みがあるから、わたしが古森くんを書くと無駄に男っぽい部分を強調したがったりしています((*´∀｀*))ｧﾋｬﾋｬﾋｬ(爆)

あ、あと、津軽弁は「津軽弁翻訳」でググッた先のサイトさまなどにお世話になっています。
お世話になりつつも、改変していますので、ずいぶん変な言葉になっているのではないかと……。
「オラ」と言わせないのは、非常に反抗的なわたしの性格でございます。

イメージと合わなかったらごめんなさい。




これだけではナンなので、引きこもってる時代の古森くんの「天使様」妄想でもひとつ……。



天使様は、今朝もうちにやってきた。

都会の学校に転校して、初日から思いっきりつまずいて、以降登校していない僕を、毎朝毎朝学校に誘いに来てくれる。
彼女の名前は……、一番最初にプリントを持ってきてくれたときに聞いたような気がするけれど、実は忘れてしまった。

とてもかわいらしくて、ちいさくて、きらきらしてる女の子は、それから毎朝うちにやってきては「一緒に学校に行こう」と僕を誘ってくれて。
いつの間にか僕は、名前を忘れてしまった彼女のことを「天使様」と呼ぶようになっていた。

担任の若王子先生といい、クラスメイトの天使様といい、僕なんかに優しくしてくれる人にたいして、どういう態度を取っていいのかわからない。


何をやってもダメで、愚図で、みんなに迷惑をかけるくらいなら、目立たないように、迷惑にならないようにじっとしているから、だから誰も僕になんか構ってくれなくてもいいのに。

学校に行けばみんなに迷惑をかけるし、
学校に行かなければ、若王子先生や、天使様に迷惑をかけるし、

あぁ、僕みたいな人間は一体、どうしたらいいのだろう。
ほうっておいてくれ。僕なんかいてもいなくても変わらない。


マンションの窓から見える景色には、田舎のような海はなくて、空は小さく切り取られていて。
見下ろすと、くねくねと細い道から、栗色の髪をした女の子が軽い足取りで坂道を上がってくるのが見えた。

……今日は、放課後も。

これだけ迷惑をかけていながら、会えることが嬉しいと感じてしまう。

僕はどうしようもない。まんねんなじゃ。






スープイベント直前くらいのイメージで。
天使様デイジーに会うのが少し嬉しくなってきてしまって、そのことにすら罪悪感を覚える古森くん
でした。

津軽弁は無視……いい度胸だな。