小春日和（ウチのデイジーのコト)

タイトルの意味は下の記事を見ていただければ……）


あれです。

「彼女の手を取って自分のポッケに入れちゃうよ」　といういまだに引きずっているあの妄想をですね。

みんなのパターンを想像してですね、萌え楽しんでいたら、
「ちゃんと続きを書きなさい！」
ととあるところからご神託が下ったので謹んで書かせていただきます。

ちがう！　また印象のわるいこと言ってる！！　そうじゃなくて、「どうせだったら自分でお書きになったらどうなの？（うふふ）」と密サマ的スマイルで言われたのでした


（どっちにしろ悪口！！　　ホント失礼極まりないね！！！）


えーーーーーっと。　志波くん。続き。

「手袋わすれちゃった……手が冷たいな……」
「オマエ、どうしてこんな寒いのに、大事なものを忘れるんだ？」
「わ、わかんない……ごめんね……」

　怒っているわけではないのだが、もしかして怒っているように聞こえたんだろうか。
　俺の一言にいきなり涙目になった小春に左手を差し出した。

「謝ることじゃないだろう。ほら、手、貸せよ」
「う、うん……」

　なんでそこでどもるんだ。
　と思ったが、少し思い直す。もしかして、俺の言い方がちょっときつかったりするんだろうか。
　オンナと付き合ったりするのは小春が初めてだから、よく分からない。だいたい、なにかというと小春はすぐ泣くし……。
　俺の手の中におさまっている小さな手はとても冷たかった。

「そういえば……聞いたコトがある」
「なに？」
「手が冷たいヤツは、心があったかいんだとか。　小春は、きっとそれだろう」
「…………」

　俺の肩より下のほうにある小春の顔は、ぼへっと口をあけたまま俺を見上げただけだった。

「な、なんだよ。なんか言えよ」
「え、あ、あの。志波くんって本当に優しいなあって思って」
「…………はぁ？」
「だ、だって。　いっつもわたし思ってるもん」
「そんなことないだろ。　だって、オマエいつも俺におびえてないか？」
「ち、ちが……っ」

　小春はブンブンと首を横に振った。
　そんなにしたら、首が取れるぞ。　自分で思いついた冗談が少しおかしくて、俺はこっそり笑った。

「き、緊張してるだけなの。　オトコノコと付き合ったりとか、志波くんと初めてだから、なにをするのも初めてで……あの、すごく緊張するの……」

　そうだったのか。
　怖がってるんじゃなくて、緊張……。　俺と同じようなものか？

「……じゃあ、コレも初めて、か？」

　言いながら、俺は自分の手ごと、小春の手を自分のジャケットのポケットに突っ込んだ。
　あまりにも繋いだ手が冷たくて、俺の手だけではまだ寒さから守れないから、そんなことしか思いつかない。

「……うん。初めて。　……緊張するね」

　えへへへ、とふにゃけた顔で笑う小春。
　俺はその顔を見ながら、繋いだ手をどうにかして離さないでいられる方法はないものかと、ない脳みそで必死に考えていた。





……………………
なに、これ。
ぜんぜんシチュが違う！！！　ただ甘いだけ！！！！

最近の志波主は壊れはじめています……。

えーっと、付き合いはじめてすぐの頃かと。だから高校卒業してすぐだと思います。3月だけど、まだ寒い日があったということで！　その辺想像でカバーしていただけると助かります！！

に　げ　ろ　！　！　！　！