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恋煩い日記

2012年は毎日何かを書こう、という目標のもといろいろな創作をするブログになりました。

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金木犀が漂ってきてる

あるところで雑誌に書かれていた文章を読んだんですけど。
ある有名な方のインタビュー記事。

(以下フェイク込み・季節の行事できる服についての話)
「高校の時、弟とお揃いでプレゼントしたんですよ。それを一緒に着ていくのが楽しみでした」

これを読んで「?」ってなって。何度か読み返したんですけど、どうしてもよくわからない。
この方がこう話して、それをそのまま文字に起こしてしまったのかな……、それとも、ライターの方が意訳してこう書いてしまったのかな。
話し言葉だったら前後の文脈で判断できるし問題ないのかもしれないけど、字にするとなんか変。
誰とお揃いなの? 誰にプレゼントしたの? と突っ込みどころが……。

文って難しいな、と思った次第です。


続きは、なんとなく思った話。別に赤城じゃなくてもよかったんですが、やっぱり好きなので。









どこからか金木犀の香りが漂ってきている。
子供の頃、この香りが嫌いだったのを思い出した。なぜ、嫌いだったんだろう。こんなにいい香りなのに。

金木犀って、控え目なのか主張が激しいのか、よく分からない。遠くからでも香りで自分の存在をあんなにアピールするのに、よく探さないと一体どこにあるのか分からないなんて。
そういうのって誰かに似てるな。雨に濡れて傘がなくて困っている控え目な女の子なのかと思ったら、いつ会った時だって自分の意思をはっきり言ってきて、譲るってことをしない負けず嫌いだったりする。
でも、嫌いにはなれないし、むしろ好き……。って。なに言ってんだ。


道を歩きながら、この金木犀はどこから香って来ているのか、僕は周囲を見回しながら歩いた。特に急いでいるわけでもないし、ゆっくり行くのもいい。
特に、こんな晴れた秋の日には。

彼女のことを思い出しながら、金木犀の香りと一緒に。






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