欲しがるばかりじゃ何も手に入らない

真嶋先輩改めて誕生日おめでとうございます。

昨日の記事で「字書きさんの作品のメイキングが見てみたい」などと勝手にわめいたところ、早速aikaさんが反応してくれたよ！　「手順なんかどうでもいいじゃないか出来上がった作品を見ろよ」と思われるだろうなぁ、と思っていたのです。ありがとうございます！　やっぱり参考になります。人それぞれとはいえ、いろいろと勉強になりますよ。そしてナマイキにも「それ、分かる」とか共感したりします。おこがましい。

というわけでほかにもここをご覧になっている字書きの方がいらしたら、ぜひ差し支えのない範囲で教えていただけたらわたしが一人で喜びます。

そんでもって、昨日はただ人様のものを教えてくれと勝手に言い募るばかりの我儘ヤロウになっておりました。まずは自分恥をさらせってばね。

というわけで今日の記事は「ゆうきがSSを書くときにはこんなことをするよ」というはなし。
もし興味がおありでしたらどうぞ。


★　思い出した話　★
今日仕事で車を運転していたら、ななななんと　は　ね　学　カ　ラ　ー　の　ユ　ニ　フ　ォ　ー　ム　を着てランニングする中学生　を発見！！！　したのです！！！　中学野球部ならあのカラーありなの？　ていうかGJすぎる　（多分）横浜市立●●中学校！！

ゆうき的SSを書く手順

基本はきのう書いたとおりです。

１．ネタが思い浮かぶ
２．いきなり書き始める
３．冒頭10行くらい書いたあとでプロットを考える
４．プロットを切り崩しながら書きすすめる

あくまで基本なので３，４がなくていきなり書いてそのまま書き終わる場合もあります。ブログの小ネタ落書きとかはたいていこのパターンですね。
また、こんな書き方なのでネタを思いついて、冒頭だけ書いてその先進められずに放置→終了。というパターンの失敗作が発生したりします。

ネタはシーンだったり、せりふだったり、カプだったりいろいろです。たとえばこの前サイトにあげた志波くんの学園演劇だったら「ストイックな志波侍と志波さまラブなあかり姫」とか。これはテーマ広すぎるので細かく萌えネタを突っ込んでいきます。「志波くんになかなか会えなくてさみしい姫」とか「姫が男に絡まれているところを助ける」とか「”狂犬”はどこかに入れねば！」とか。
そんでいきなり書き始めます。
なんとなくお城の砂利道を歩いているところが思い浮かんだのでそこから書きました。季節はその時ちょうど春だったので書きやすい景色を。なんとなく悲恋というか切ない系の予感がしたので三人称です。
人称はわたしは一人称のほうが書きやすいです。三人称はどうしてか冷たい感じになってしまうので書いている雰囲気に会いそうな時は挑戦します。（あと、絶対に三人称で書くと決めているカップルが一組あります）
志波侍の話に戻ると、姫が出てきたところくらいでひと段落して、さてここからどうしようかと考えます。

で、こんな感じのプロットを作りました。

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志波と仲良くなりたい姫→なにか催し物をすることになる。
【半年前】
謀反を起こして生まれ故郷から逃げてきた志波（理由はあとで考える）
でもお仕えしていた殿のことが忘れられない。けれど望みを失って光にあこがれながらももう戻れないと諦めながら生きている。
浪人の志波と姫が出会う。一人で出かけているところを男に絡まれて助ける。
「こんなところはお嬢さんのいる所じゃない、帰れ」
けどまとわりついてくる姫、追い返せない志波
「わたくしはそなたに侍になってほしいのです」「わたくしのためにはたらいてはくれませぬか」
【現在】
催しもの（花見）開催
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これ、プロットって言いますかね。なんというか、書かなきゃいけないものメモみたいな感じですね。ここから逸れると戻ってこられないぞ、という最低限のレールｗ
実際に作ったものはもう削除しちゃったのでないんだけど、だいたいこんな感じです。後半部分も作ってありますけどネタばれなので内緒ね。

あとはこれに沿って書きます。そのシーンを書いたらプロットのほうは削除しちゃいます。
区切りのいいところで勝手にエピソードつけ足したり、カットしたりします。今回はいきなりメロンを食べ始めたりしました。包丁片手ににっこり笑う怖いあかり姫。

大体こんな感じ。
会話しているところが好きなので、会話だけで何十行も書いたりします。あまりにも不自然なので途中に地の文はさんだり、省略したり。
地の文は苦手です。とくに動作。「驚いた」とか「かなしかった」とか書かずに表現できないものなのか。
あと人物ばっかり見ないようにときどき空のことを書いたり、周りの人のことを書いたり音を表現してみたりします。しかし人生経験が薄っぺらいのでどうにも風景が薄っぺらいのであります。

いったん中断して作業再開するときに割と頭から読み直します。そんで頭にはどんどん付けたししていくので頭でっかちな話になります。分かってるのにやってしまう。

大体一番の萌えどころ（ここが書きたい！ってところ）を書いたらあとは締めに向かいます。締めが一番難しいかもしれない。なんか、うまくこうビシッと終わったためしがない。
とりあえず目途がついたら日付を入れます。そして一人で萌え萌えしながら何度か読みなおします。ここではあんまり直しません。明らかに文章のつながりがおかしいとか、ねじれてるとかは直します。書いてるときには気づかない同じ単語の繰り返しとかも直します。

これでいいかな、となったらビルダー立ち上げてHTMLにくみなおします。背景画像をいろいろ考えてものすごく素敵な写真と組み合わせて、プレビューしたらやたら字が読みにくくてやり直し、とかよくあります。
これで完成の運びとなります。


だらだら書きましたね……。とくに大したことはしてないんですね。基本、行き当たりばったりです。

あと書いているときは無音です。テレビもだめ。BGMもだめ。全部つられて文章が変になります。ついでに言うとなにか食べながら、というのもだめ。食べることに集中しちゃうみたいです。「ながら作業」の出来ない単一作業専用機です。非常に効率が悪い。
外にいるときはMP3でFFのサウンドトラックとかを聞いています。外だとほかの人の会話とかがすごく気になってしまうので逆になにか聞いていたほうがはかどる気がします。

必需品は辞書。もっぱらyahoo辞書ですが。類語とか四字熟語とかを引いては検索結果に出てこなかったりしてる。
あ、それとGS２の攻略本はいつも傍らに置いてありますｗ　こんなイベントあったよね、とか「志波くんってこんなこと言ったっけ？」とかいろいろ引きます。すでに辞書化してるｗ

逆に妨げになるのがネット環境。どうしても、どうしてもつまるとネットに逃げてしまうので……！　強い精神力と集中力がほしいよ！




というわけで取りとめもなくいろいろ書きましたです。長らくお付き合いいただきましてありがとうございました。
これからもこんな感じで進んでいきたいと思います。（もちろん、もっとよい方法があったらそちらを試してみようと思います！）