ダイエットは明日から２

夏に向けて、おなごたちはダイエットを意識する時期なのですよ！！

というわけでちょっと前に志波さんのよくわからないダイエット話を書きましたが今度は赤城で。

赤城って女子の気持ちが全く分からない男のような気がします。だからダイエットとかもする意味が分からん、
みたいなことを言いそう。変にリアリスト。でも恋愛面ではロマンチスト。
あ、あと妄想は続きで書きます。


今日ものんきに日参サイト様を巡回～♪　してたら、な、なんとびすたちゃんが！イラストになっているじゃないでーすか！感動した。ちょっと、これ書いたらメッセ送りに行ってくる。びすたちゃんのお話を書いたのはわたしじゃないのになぜ私がコメントしてしまうのか、厚かましいにもほどがあるけどでも躊躇せずに行ってくるんだぜ！

夕食後。いつものように部屋でまったりしながら赤城はもそもそと彼女の後ろに回り込んだ。そのまま足の間に彼女を抱きこんで、腰にぐるりと手を回す。テレビのお笑い番組を見ている彼女は最近はこれくらいはさせてくれるようになった。テレビ番組にあまり興味がない赤城はそのまま彼女の肩口に顔をうずめ、すりすりと頬をくっつけた。

「ねえ、最近ちょっと太った？」
「あ、あ、あああああ、あかぎくんの、ばかっ！！」

とたんに真っ赤な顔をして立ちあがる彼女。ぽかんとその彼女を見上げる赤城。

「どうしたの、急に立ち上がったりして」
「女の子に、太った？　とか聞いたらだめなんだから」
「すわりなよ。………んー、じゃあふくよかさんになった？　とかちょっとふっくらした？とか聞いたほうがよかった？」
「なんか、赤城くんに言われるとそっちのほうが余計な気を回された感がして嫌……」
「だろ、だったらストレートに言ったほうがいいじゃないか」
「それはそれで嫌」
「我儘なんだから」

くつくつと赤城機嫌よさそうに笑った。しばらく文句を言っていた彼女は、最後には諦めたようにまたテレビの前に座りなおした。いまさら、赤城にデリカシーやらオブラートに包んだ言い回しやらを期待しても無駄だということくらいわかっている。なにしろ彼は自分で「ああ変なんだ僕は！」と笑顔で言い放った人間だ。並みの神経を持ち合わせていない。

「夏に向けて、ちゃんとダイエットしてるんだから」
「ダイエット？　そんなの必要ないよ」
「だって、服の上から触っても赤城くんに気付かれちゃうくらいなんだよ？　まずいよさすがにそれは」
「別に、なんとなく感じただけなんだからそんな深刻に考えなくても」
「駄目だってば。このままじゃ夏になっても水着も着れないし、それどころかキャミとかミニスカも無理なんだから」
「え～。それはまずいなぁ」
「でしょ。だから赤城くんも、わたしのやる気をそぐようなこと言わないでよね」

女の子って、いろいろ大変なんだなぁ、などと完全に他人事の赤城は無責任に思う。今まで真面目に女の子と付き合ってきたことなどなかったからか、こんな風に女の子が体重の1キロや2キロで一喜一憂することとなんて知らなかった。

「でもさぁ、怒らないで聞いてほしいんだけど」
「赤城くんがそういう風に言うときって、確実になにか余計なことを言うときよだね」
「そんなにダイエットしたいんだったらさ、ファミレスで食事するときに食後のデザートをチョコパフェにするかミニパフェにするかで迷わないで、食べるか食べないかで迷ったほうがいいんじゃないかな」

「赤城くんって、ホンットーに一言余計。……そんなこと、分かってるもん！　分かってるけど食べたいのが乙女心なのよぉ～！」

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口に出さなくていいことをわざわざ言ってしまって墓穴を掘る男、それが赤城。
きっと彼女が毎日体重計に乗って200グラムだ500グラムだに一喜一憂するのを冷めた目で見てることでしょう。
「そんなの誤差の範囲内だよ」って言ったらさすがにまずそうなので黙ってるとかｗ

そういう男子は今の時期筋肉をつけるべく筋トレとかを始める時期らしいですね。
我々女子からするとうらやましいことに男子はわりかしすぐに体重が落ちるので、筋トレさえすれば体脂肪がすぐ落ちるらしいのですよ。流行りの細マッチョってやつですか。

男子が気にするのは体脂肪率。女子が気にするのは体重ということで。