興奮するとくしゃみが出るのね

一月も半ばを過ぎたこの時期、2011年GS3カレンダーが我が家に到着しました。
うん、最初は特に興味がなかったんだけどさ、でもさ、巡回サイトさんでカレンダーの絵についての感想が書かれててさ…、読んだら欲しくなっちゃったんだもの。仕方ない。

なんか、あの……、カッコよすぎます。久々に公式絵を見たような気がするので、ああ、この子たちこんなにイケメンだったんだなあ、などと軽く感動してしまいました。
やはりこんなイケメンたちをときめかせてしまうバンビマジ最高。

個人的には5月のSDキャラ大集合が可愛すぎでどうにかなるかと。
花椿さん目立ちすぎです(笑)
あとこの着ぐるみはなんなの？　どこで出てくるの、これ。
GSシリーズでクマといえば「まくらでまっクマ」じゃないかと思うんだけどこのクマ可愛すぎます。
バンビクマとか見たら男どもが野獣と化しそうだなｗｗｗ

そして、俺嫁の隠れっぷり……さすがプロやで……（涙）
もうちょっと、もうちょっと姿が見たかったよ、唯一の出演の機会なのに！！！！
まあ、いいけどね……それでこそタイラーだよ……見上げたプロ根性だよ……

そして、太陽きゅんいなくね？


こんなの見てたらなんとなくこんなこと書きたくなったりして。

（くまー！！）



「バンビーっ！！！　かわいいっ！！！」
「きゃぁあ、カレンさん、くるしいよぉ」
「カレン、やりすぎ」
「ごめんごめん、あんまりにもバンビが可愛くって……もぅ、この子ったらなに着ても可愛いんだから！」
「えへへへ……それじゃあ、宣伝に行ってくるね～」

笑顔でそういうと、彼女は「ファッションショー、来てね」と書かれた看板を背負って教室をあとにしたのだった。


……

「バンビちゃん」
「おう、バンビか」
「あっ。琉夏くん、琥一くん」
「どうしたの？　可愛い格好してるね？」
「カワイイ？　イカレタの間違いじゃねえのか」
「えへへ。くまー！！」
「なにそれ。可愛い！」
「アホか」
「クマの鳴き声だよ」
「いいね。ウサギがニャンニャンだったらクマはくまーでいいよな。な、コウ？」
「くだらねーこと言ってんじゃねえよ。大体そんな恰好で何してんだ、おめー」
「手芸部の宣伝だよ。二人もファッションショー、来てね！」
「うん、絶対行く。けど……バンビちゃん、本番でもその格好？」
「そりゃあ、いいな、笑いのネタにしてやるか」
「ちがうよ！本番はウェディングドレスだよ！」
「う、」
「ウエディング、だと！？」
「そうだよー。それじゃあね！」

バンビのウエディングの相手を想像して、兄弟が火花を散らしたのはこのあとすぐの話。

……


「ニーナくん、嵐くん！」
「バンビちゃん！……ってうわぁぁ、アンタ、なんて格好してるの！」
「なんだそれ。クマか」
「うん、くまー！」
「ちょっ……そんな恰好してても可愛いって、反則すぎ……」
「なにぶつぶつ言ってんだ、新名？」
「あ、嵐さんにはカンケーねーし！」
「二人は柔道部の公開試合、終わったの？」
「ああ。いい試合だったな」
「押忍！　アンタも見てくれた？」
「うん、ちゃんと見たよ。二人とも、カッコよかったよ」
「マジで！　うわ、すっげうれしい！」
「また見に来いよな」
「うん。　あ、二人ともこのあとファッションショー、見に来てね！」
「ああ、行く！　ぜってー行くから、バンビちゃん舞台の上からオレにキッス投げてね！」
「えへへ、それはどうかな」
「新名、ちょっとこっちこい」
「えっ、あ、嵐さーん、冗談だって、冗談ー……」

この後嵐と新名が本気で組手をして、ファッションショーに遅刻しそうだったのはまた別の話。


……


「あー！　先輩達！　来てくれたんですね！」
「ば、バンビっ！？」
「なんて格好をしてるんだ……」
「えへ。くまー！」
「理解ができない……」
「なにを言ってるんだ設楽、これが萌えっていうやつじゃないか。結構似合ってるよ、バンビさん」
「そうですか？　えへへ、うれしいな」
「嬉しいのか？　なんでだよ！」
「褒めたんだから嬉しくて当たり前じゃないのか？　っていうか、設楽も可愛いって思ってるだろ？」
「そんなこと、お、……思ってない！」
「設楽先輩……わたし、ダメでした？」
「だ、ダメとかそういうんじゃなくてだな……」
「照れることないのに」
「照れてるとかそういうことじゃなくて！　ああ、紺野、お前は黙ってろ！」
「設楽先輩も喜んでくれると思ったのにな。……くまー……」
「そ、そのくまーってのは何なんだよ！　さ、触るな！」
「いいじゃないか。お祭りなんだし。僕はこういうの、結構好きだな」
「紺野はいいかもしれないけどな……」
「あっ、もうこんな時間！　お二人とも、この後ファッションショーがあるので来てくださいね！　きっとですよ！」

走り去って行った着ぐるみバンビにぺたぺたされちゃったところが気になる設楽先輩と、なんだか楽しそうな紺野先輩なのでした。

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特に意味などない。
「くまー！」と無邪気なバンビに振り回される6人を書いてみたかっただけ。