恋煩い日記
2012年は毎日何かを書こう、という目標のもといろいろな創作をするブログになりました。
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瑛誕2012
だいぶ遅くなってしまったけど。
昨日も書こうと思って頑張ったんだけど全然だめで、今日またリベンジなのです。
遅刻しちゃったけど、瑛くん誕生日おめでとう!
ってことで。
昨日も書こうと思って頑張ったんだけど全然だめで、今日またリベンジなのです。
遅刻しちゃったけど、瑛くん誕生日おめでとう!
ってことで。
「う~ん、どれがいいかなぁ」
「早くしろよ、後ろも並んでるんだから」
「ちょっとまってよ~」
昼食時の学食は混雑している。
どうしてここに並んでいる間に買うものを決めておかないんだろう。みなこは食券機の前でうろうろと人差し指をさまよわせている。
俺たちの後ろにも行列はできていて、別に並んでいるんだから待つのは当然だから悪いとは思わないけれど、こういうときにスマートにできないのはちょっとカッコ悪いと思うんだ、俺個人的には。
それなのに、みなこは本当にどんくさい。たかだか昼の食事にそこまで迷うことないだろ、って思う。
だから俺は、後ろからみなこの手をつかむと、その人差し指を真っ直ぐ前のボタンに押し付けてやった。
「あああっ!!」
かしゃん、と小さな音を立てて食券が落ちる。すぐ後にお釣りがジャラジャラと落ちてくる。
みなこが大げさに驚いた顔をして振り向いてくる。俺はみなこの手を握ったままだ。
「なんで押しちゃうの!?」
「遅いからだろ」
「だって、こんなの……酷いよ!」
俺に握られていないもう片方の手で食券を拾い上げたみなこはそれを俺に突きつけてくる。
そこには『大盛りかつ丼 味噌汁・サラダつき』と書かれていた。
「食べ切れないよ、こんなの~」
「あー、はいはい、わかったわかった」
俺はみなこの手を振り払い、自分のお金を食券機に入れて、みなこがいつもよく頼んでいるメニューのボタンを押した。
「おら、お前はこっち食べてろ」
「これは?」
「俺がもらう」
みなこの手から食券を取り上げて、俺はカウンターの方へとすたすた歩いて行った。
後ろからみなこが小走りに追いかけてくる。
「待ってよ佐伯くん」
「まだなんか文句あるのか?」
「ねぇ、佐伯くんが持ってった大盛りかつ丼のほうが高い! わたしのほうがいっぱいお金払った!」
(……ばれたか)
心の中で舌打ちして、俺は「あとで払うよ、誤魔化すわけないだろ、俺が」と言うだけにとどめておいた。
苦学生佐伯瑛。
なんかションモリな内容でゴメン、ホントマジごめんw
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