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恋煩い日記

2012年は毎日何かを書こう、という目標のもといろいろな創作をするブログになりました。

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佐伯vs赤城

GS2で三角関係ができるのなら佐伯の相手は絶対に赤城がいい。
だってさ、ドラマCDでのやり取りとか聞いた!?瑛くんにあんだけ嫌味言えるの赤城しかいないよ絶対(笑)
文化祭のときもさー、態度がおかしい瑛くんを不思議がってる氷上くんに対して赤城のあの嫌味wwww
あいつ頭よすぎるよなー。


まあ、氷上くんと赤城っていうのも割といいような気がするけどね、生徒会つながりでいい友達だし。
友達と同じ人を好きになるなんて、と葛藤して思い悩む氷上くんと、「友達だからと言ってそれとこれとは話が別だ、僕は彼女をあきらめる気はないよ」と強気な赤城。

ハリーと志波くん、ハリーとクリス、天地と志波くん、志波くんと真咲先輩、志波くんと若王子先生、真咲先輩と若王子先生、若王子先生と古森くん……と三角関係を考え始めると組み合わせがたくさん思いつきますね!みんな面白そうだ!!


で、今日は佐伯vs赤城。というよりお父さんモードな佐伯と娘の彼氏赤城。



◆赤城デイジー お父さん佐伯vs娘の彼氏赤城



佐伯瑛というのは彼女のなんなんだ。高校時代ずっと彼の店(正しくは、彼の祖父の店)で彼女がバイトしてたらしいけど、僕と彼女のことにやたらと口出ししてくる。
それから今までのことも、彼女から聞いたしそれからいろんな噂とかでも聞いたから大体分かったけれど、きっと今でも彼女に気があるんだ、だからこんなに気にしているんだ。

でも、彼女は絶対に佐伯瑛なんかにはやらないけど。

「おまえさ、またあいつのこと泣かせたんだって? 知ってるんだからな」
「また? そうやってさ、他人のことに口出しするのやめないか」
「そうもいかないね。あいつが俺のとこ来て文句言ってくんだから」
「文句いうだけだろ?」
「あのな、俺だって忙しいの。アイツの愚痴聞きにばっかり付き合ってらんないんだけど」
「それくらい大目に見ろよ」

 一流大学の中庭の片隅で。
別に僕は佐伯になんか会いたくないんだけど、一流大学もそこまで広大な敷地を持っているわけでもなく、まあ何ヶ月かに一度くらいは顔を合わせることがある。
佐伯はいつものようになんだか疲れたような顔をしていた。(もともと、この男はいつもつかれたような不機嫌そうな顔をしている)

「おまえ、自分のカノジョ泣かせて恥ずかしいと思わないの?」
「そういう付き合い方もあるよ。そもそも、そんなに泣かせてないし」
「嘘くさいな」

佐伯はそういうけど、本当にそんなに泣かせてないし、大体悪意があって泣かせたわけじゃない。
泣いた顔が可愛いからついついやりすぎてしまうだけだし。ちゃんとそのあとフォローもしてる。
それをわざわざ佐伯に言うなんて。

(今度会ったらこのネタでまたからかえる)

彼女はどういう反応をするだろう、楽しみ過ぎる。

「そもそもさ、君が保護者面してるのもおかしな話だと思わないか。今はもう無関係なんだしそういうのやめないか」
「無関係って。そう簡単に友達やめられるかよ」
「娘が婚約者連れてきた時の父親みたいになってるぜ?」
「う、うるさいな」

こいつもからかうと面白い。
クールで大人な風を装っているけれど、実は結構感情的で子供っぽいとこがたくさんある。しかもそこをつつかれるのが嫌でたまらないと言った感じだ。
残念ながら、僕は他人のそういうところをいじるのが楽しみでたまらないんだ。

「だいたいさ、僕が泣かせたっていうけど、僕は悪くないと思うなあ」
「なんでだよ」
「君、彼女の言い分しか聞いてないだろ。僕の方の言い分も聞いて判断してほしいな」
「なんて俺がお前の言い分なんか聞いてやらなきゃいけないんだよ……」

明らかに面倒そうな声の佐伯だけど、意外とちゃんと話を聞いてくれることを僕は知ってる。
……まあ、いい奴だよ。気に入らないけど。




「あ。そろそろ時間だ。それじゃあまたね、佐伯くん」
「もう会いたくないからくんな」
「そう言わずに」
「くるなって」

ひとしきり喋った後。しっしっと虫を追い払うような手つきの佐伯をそこに置いて、僕はそこを立ち去った。

結局のところ、なんて言うか。
僕たちはいい友人になれるような気がするんだ。君はきっと「冗談じゃない」と言うだろうけど。




「ねえ、佐伯は今でも君に未練があるんじゃないの?」

そんなことがあったあと。彼女にそう言ってみると、彼女は案外あっさりと首を振った。

「それはないと思うよ。だってね、瑛くん最近彼女ができたんだって。それもすごく美人で、お似合いの」

彼女はそんなことをとてもうれしそうな顔をしていうから、僕の方が拍子抜けした。
なんだ、じゃあ二人のことをいろいろ心配したりするのは杞憂ってわけか。

「佐伯くんには悪いなあってずっと思ってたんだ。でも、佐伯くんもたぶんもう、ずっと前から私のことを好きなんじゃなかったんだと思うよ。なんていうか、友達というか家族みたいなものだったから、心配だったんだよ」
「そうかな」
「うん、きっとそう」

爽やかな笑顔で言う彼女を見ながら、僕は僕で多分そうじゃないんだろうな、と思ったのだけれど、それは根拠も何もないただの男の勘だったので口に出すのはやめておいた。

彼女は、いろいろ抜けてて……心配な子なんだけど、自分の魅力について一番分かってくれてなくて、僕としてはそれが一番気がかりなんだ。











あんまりないようのない話。
そして赤城が本当に嫌な奴だな(笑)
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