恋煩い日記
2012年は毎日何かを書こう、という目標のもといろいろな創作をするブログになりました。
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僕の彼女を紹介させてほしい
氷上くんと赤城くん、というコンビが好きですね。
友達少なそうな赤城の数少ない友達、という感じがしていいんだろうとおもいます。
ドラマCDかなんかで、赤城が氷上くんの天体望遠鏡の話に食いついた瞬間から、氷上くんの中では友達認定されてて、赤城の中でもまあ、いいか。みたいなノリで友達になったんじゃないかな、なんて思います。
氷上くんがテンション高くなればなるほど、赤城のテンションが下がるのも好きです。
というか、男相手の時の赤城のテンションの低さが大好きです。
氷上くんと佐伯くん、というコンビも好きです。
なぜかみんなに本性ばれまくっている佐伯くんですが、氷上くんと若王子先生には本性がばれてないんだよね。先生は分かるけど、氷上くんとは結構仲良くしててもよさそうなんだけど、必死で取り繕ってる姿が面白いというか。
というわけでですね、さっきの続きで氷上くんの彼女について話を振ってみた赤城の話です。
友達少なそうな赤城の数少ない友達、という感じがしていいんだろうとおもいます。
ドラマCDかなんかで、赤城が氷上くんの天体望遠鏡の話に食いついた瞬間から、氷上くんの中では友達認定されてて、赤城の中でもまあ、いいか。みたいなノリで友達になったんじゃないかな、なんて思います。
氷上くんがテンション高くなればなるほど、赤城のテンションが下がるのも好きです。
というか、男相手の時の赤城のテンションの低さが大好きです。
氷上くんと佐伯くん、というコンビも好きです。
なぜかみんなに本性ばれまくっている佐伯くんですが、氷上くんと若王子先生には本性がばれてないんだよね。先生は分かるけど、氷上くんとは結構仲良くしててもよさそうなんだけど、必死で取り繕ってる姿が面白いというか。
というわけでですね、さっきの続きで氷上くんの彼女について話を振ってみた赤城の話です。
例によって、氷上くんの彼女は原作無視した低学力パラの、つまりaikaさんのところの夏生ちゃんをイメージして書いています。
「そういえば、氷上くん」
「なんだい? 赤城くん」
そのことを思い出したのは、本当にただなんとなくだった。別に気にしていたわけでは全然ないし、何なら今まで忘れていたくらいだ。
なんとか流星群がとてもよく見えるから、と大張りきりで誘われて、ここまで言われていかないのも悪いと思い彼の自宅にお邪魔していた。彼の宝物だという立派な天体望遠鏡は、門外漢の僕から見てもとても素晴らしいものだったし、天気にも恵まれてなんとか流星群も良く見えた。
なかなか体験できないことを体験できて、それはそれで良かったと思っていたところでふと思い出したのだった。
「氷上くんの彼女って、一体どんな子なんだい? そろそろ教えてくれてもいいだろ」
「ああ……、何かと思えばそのことか」
「なかなか会わせてもくれないし、そもそも、普通こういうイベントは彼女と一緒に過ごすものじゃないか? 僕が言うのもなんだけれど」
そう言えば、なのだ。高校卒業と同時に付き合っている女の子がいる、とは聞いているが、どうやら同じ大学の子ではないようで、今まで会う機会がなかった。氷上くんとの縁で知り合ったほかのはね学卒の奴らの彼女には会う機会もあったのに、なぜか彼女にだけは今までお目にかかったことがない。
そう言うと、氷上くんは天体望遠鏡をのぞいていた顔をこちらに向けて、何やらとても真面目な(彼は普段から真面目が取り柄だけれども)顔をした。
「彼女は、忙しくてね」
「忙しいっていったって、夜くらい……」
「夜のほうが忙しいくらいだ。 おっと、勘違いしないでくれよ、別に、夜の仕事をしているというわけではない。僕は別にそういう仕事に偏見を持っているわけではないけれど」
一瞬頭をよぎった想像を、彼自身がすぐに打ち消してくれた。
そうして、氷上くんは携帯を取り出すと操作しながら、続けた。
「赤城くん。僕は君を、約束を守る男だと思っている。その認識に、間違いはないだろうか」
「えっ。突然にどうしたんだよ。まあ、守れと言われれば守るけれど。よっぽどのことがない限りは」
「今から言うことは、あまり積極的に口外しないで欲しい類の話なのだけど」
携帯を渡してきたので、受け取って画面を見た。
待ち受け画面には、どこかで見たことがあるような女の子がこっちに向かって笑顔で写っていた。
「それが、僕の彼女だ」
「……? どっかで見たことあるような……もしかしてだけど、CMとかに出てる」
「そうだ」
「……………………へぇ」
最祖に出てきた感想はそれだった。
彼女については良くは知らない。僕がテレビをあまり見ないせいもあるだろう。でも、CMやテレビ番組で時折目にする顔だった。少し大人っぽく見えていた気がしたが、同年代とは思わなかった。
「感想はそれだけかい?」
「うん、まあ。すこし、驚いたけどね。氷上くんと一緒にいる姿があまり想像できないな」
「君、信じたのかい?」
「まさか、嘘だとか言わないだろうね? 君がこんなくだらない嘘つくと思わないから、信じてるんだけど」
言いながら、携帯の画面をためつすがめつする。そういえば、これははね学の制服じゃないか。胸に赤い花のバッジをつけてる。卒業式だろうか。
「嘘なもんか。しかし、こんなにすぐに信じるとは思わなかったものだから……つい。すまなかった」
「いいけどね。ふぅん。ねえ、どんな子なんだい?」
「彼女は僕の世界を変えてくれた人だ。僕の常識を軽々と壊し、新しいものが見える目をくれた」
氷上くんはうっとりとしたような口調で、そういった。
それは少し大げさにいいすぎじゃないかと思ったが、氷上くんはいつものように大真面目だった。
「今度、会わせて欲しいな。純粋に興味があるよ、女の子と一緒にいる時の、氷上くんに」
「ああ、分かった。善処しよう」
そして、携帯の中にある彼女の写真をいろいろと見せてくれて、僕が聞くと嬉しそうに高校時代のことや今のこと、卒業式の日のことなどを話して聞かせてくれた。
また思わぬ彼の一面を見たな、と思ったものだけれど、僕は彼が羨ましかった。
人には言えないとはいえ、充実した恋愛をしている彼が。
僕の好きな人は、一度見失ったまままだ見つけられていないから。
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