恋煩い日記
2012年は毎日何かを書こう、という目標のもといろいろな創作をするブログになりました。
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ありがとうございます!
ネタパク野郎、見参!!!
ツイッターの伊達推しフォロワーさんがつぶやいていた伊達主のシチュエーションがとても素敵でとても萌えたので、どうしてもSS書かせてください!! とお願いして書かせていただくことになりました。
おくずさん、どうもありがとうございます!!
やっぱり、自分一人では思いつくことにも限度があるから、こうして他の方から刺激をいただけるのはとてもいいですね。もっといいお話が書けるようになれば、もっといいのですが。
それでは続きは伊達主です。
ツイッターの伊達推しフォロワーさんがつぶやいていた伊達主のシチュエーションがとても素敵でとても萌えたので、どうしてもSS書かせてください!! とお願いして書かせていただくことになりました。
おくずさん、どうもありがとうございます!!
やっぱり、自分一人では思いつくことにも限度があるから、こうして他の方から刺激をいただけるのはとてもいいですね。もっといいお話が書けるようになれば、もっといいのですが。
それでは続きは伊達主です。
(君を想う気持ちは日増しに募る)
その日は珍しく日付が変わる前に仕事が終わって寮の部屋で少しのんびりしていた。
剣人と透も一緒に戻ってきたが、二人は明日も朝から別の仕事があるとかで、さっさと自室にこもって休んでいて、特に明日の朝早くもない俺は、チェックしていた新譜を聞いたり、深夜ちょっと前のニュースを見たりと、だらだらと時間を潰していた。こんなふうに時間が取れるのは本当に随分久しぶりだった。
季節は夏だし、寝苦しい夜を好きなことをして過ごすのは悪くない。
以前から読みたかった本を読んでいて、ふと気がつくともう日付が変わってだいぶたっていた。
(なんか食うか……)
部屋を見回して、当然のことながら食べるものなど何もないことを確認する。
なにか、というかアイスが食いたい。しかも、ガリガリに固いシャーベットみたいなやつ。だがそんなもの、この部屋はおろかこの寮のキッチンにだってない。(透の部屋にならもしかしてあるかもしれないが、透は自分のものを人に分けてはくれそうにない)
(しかたねえ)
俺は財布とケータイだけをもって部屋を出た。気の抜けた部屋着のままだが、まあ大丈夫だろう。この時間だし、行先はすぐそこのコンビニだ。
すっかり寝静まった様子の寮を出て、生ぬるい風が吹く道をコンビニへ向かう。
寮から近いコンビニは、俺たちのような芸能人の来店にもすっかり慣れているので、特に気にせず買い物ができて便利だ。『X.I.P.の伊達京也、深夜にハーパンでガリガリくん購入なう』とかツイートされる心配もない。
目的のものをすぐに購入し、俺は何事もなくコンビニを後にする。
そのまま部屋に帰るのもなんだかもったいないような気がしたので、俺は寮の玄関のところにある花壇の縁に腰をかけた。
アイスの袋を開け、ガチガチに冷えたアイスを口の中に入れると、外の空気の生温かさとアイスの冷たさに背筋がぴりっとするような気がする。まあそれもひとくち目だけの刺激で、あとは固いアイスをがりがりかじるだけの作業だが。
そのまましばらくがりがりやっていて、ぼーっと空を見上げると、少しだけ星が出ているのが見えた。
満天の星空、ではないところがちと情けなくカッコ悪いが、まあ俺はそういう役どころだ。そもそも夏のいまは冬よりも星が見えづらいし、更に言うとはばたき市はそこそこ都会なのでますます見える星の数は少ない。
アイスを口に入れたまま、ぼんやりと空を眺める。
本当に、こんな時間は久しぶりだ。
しばらくそうしていて、ふと、あいつの顔を思い出した。俺が思い出すあいつの顔はいつも笑顔だ。店に入ってきた俺を見つけて嬉しそうに笑う顔だったり、ライブを見に来てくれて「サイコーだったよ」と興奮気味に感想を言っている時の顔だったり、美味しいものを食べている時の顔だったり、俺があいつの料理を「うまい」って言った時に見せる顔だったり。
そういや、しばらく会ってないな。ここのところ忙しかったし、ロケの仕事も多かった。
あいつの顔を思い出したらすぐ、あいつの作る飯が食べたいな、とか思った。
そう思うともうダメで、ケータイを取り出して、あいつの番号を表示させていた。
別に星空がきれいだから見せたいとか、そういうわけじゃない。ただなんとなく会いたくなって、でもこんな時間だからそういうわけにもいかないので電話しようとか、そう思っただけだ。
しかし。
(……もう、寝てるか)
結局電話もできず、か。
今度会いに行けるのはいつになるかな、その時は何を注文しようか、そんなことを考えながら、アイスの最後の一口を飲み込んで俺は立ちあがった。
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