恋煩い日記
2012年は毎日何かを書こう、という目標のもといろいろな創作をするブログになりました。
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京也さんとレス子ちゃん
音羽くんの犬であるわたくしですが、妄想するのは伊達さんとレス子ちゃんのことが多いです。
それもこれも、ふたりのヒミツイベントのシナリオがね……、アレはいけない。
音羽くんとか不破くん、とーるちゃんさんはある程度予想できていた内容だったけれど、伊達さんのは完全に予想外だったし、すごく納得しちゃったし、ああ、レス子ちゃんこの人に優しくしてあげて、癒してあげてね、って切実に思ったものです。
というわけで、ツイッターのフォロワーさんと話していた伊達さんとレス子ちゃんの妄想を小話風にしてみました。
私音羽担、フォロワーさん霧島担なんですけど、京也さん妄想でめちゃくちゃ盛り上がってなみだ出るほど感動してしまったのです(笑)
それもこれも、ふたりのヒミツイベントのシナリオがね……、アレはいけない。
音羽くんとか不破くん、とーるちゃんさんはある程度予想できていた内容だったけれど、伊達さんのは完全に予想外だったし、すごく納得しちゃったし、ああ、レス子ちゃんこの人に優しくしてあげて、癒してあげてね、って切実に思ったものです。
というわけで、ツイッターのフォロワーさんと話していた伊達さんとレス子ちゃんの妄想を小話風にしてみました。
私音羽担、フォロワーさん霧島担なんですけど、京也さん妄想でめちゃくちゃ盛り上がってなみだ出るほど感動してしまったのです(笑)
※一緒に住んでます。気持ち的にはお前らもう結婚しろ、というレベル。
(京也さんとレス子ちゃん)
いろいろと大変だったけれど、一緒に暮らし始めてすぐのころ。
お仕事から戻ってきた京也さんを玄関で出迎えたら、びっくりするくらい喜ばれたことがあった。
「おかえりなさい、京也さん」
その前にもうすぐ帰れそう、というメールを受け取っていたので、夕食を準備していたときだった。お店でつけているのとは違う、家庭用のエプロンをつけたままでそういうと、京也さんは少しのあいだキョトンと目を丸くしていたのだった。
「どうしたの? もしかして、疲れてる?」
「いや。なんていうかその、新鮮で」
「新鮮?」
「そう。家に帰ってきたら誰かがいて、『おかえり』って声をかけてもらう、なんていうこと自体が久しぶりだったから、すこし懐かしくなっただけ」
「なつかしい……」
私が繰り返すと、京也さんは「まあ、昔のことだから、あんまり気にすんな」と言っていつもの笑顔で笑ってくれたのだった。
「でも、いいな、それ。また言ってくれる?」
「もちろん! ここは京也さんの家だもん、毎日言ってあげるよ。京也さん、おかえりなさい」
「……ただいま」
そんなことがあってから、私は京也さんの帰りが遅い時もなるべく起きていて、彼のことを「おかえり」と言って出迎えてあげるようにしていた。
けれど、今日みたいにすごく遅い日はやっぱりちょっと眠たくなってしまう。
(もうこんな時間かあ……いつも遅いな、京也さん。お腹すいてないかな……)
芸能界のお仕事は、想像しているよりもとても大変そうで、お休みも滅多にないし時間も不規則で。出会ったばかりのころ、京也さんはよく私とデートするために時間をとってくれていたけれど、それはもしかしたらとても無理をしていたのではないかと、今更になって思う。
そんな不規則な生活の京也さんのために、なるべく栄養のバランスを考えて、でも彼が好きなものを食べてほしいとおもって用意していた料理もこの時間になっては少しボリュームがありすぎて、今夜は帰ってきたとしても軽めなものですませて、また改めて美味しいものを食べてもらおう。お皿に盛りつけるだけにしていた料理のお鍋をキッチンに片付け、テーブルの上を軽く片付けてからしばらくぼんやりと京也さんの帰りを待っていた。
そろそろ眠らないと、明日のお店に支障が出てしまう、そんなことを考えながら、私はいつしかテーブルに突っ伏してうたた寝をしてしまったらしい。
「ん……」
ふと気がつくと、京也さんが隣に座って私のことを見ていた。
「ゴメン、起こしちゃったか」
私の肩には毛布がかけられていて、寝室からわざわざ京也さんが持ってきてかけてくれたんだと分かった。
遅くまでお仕事して、つかれているはずなのに、ただ寝ていただけの私を起こしたくらいのことですまなそうな顔をしているのがおかしくて、私は少しだけ笑った。
「京也さん、おかえり」
「……!」
「どうしたの?」
「お前……その顔、絶対他の奴らには見せんなよ? 特に、ケントとトールにはだ」
「ふふっ」
真顔でおかしなことを言う京也さんがおかしくって、私は本格的に笑いだした。
「ちょ、なんで笑うんだよ。俺は本気で……」
「だって。寝起きでおかえりなさい、なんて。京也さん以外の誰にも言わないよ」
そういうと、京也さんは初めて気がついた、みたいな顔で固まってしまった。
こういうとき、この人は普段は大人っぽくてしっかりしていて頼りがいがあるのに、本当は可愛くてちょっと子供っぽくて、なにより私がいないとだめなんだなあ、って思ってしまう。……そんなこと、おこがましいから誰にも言わないけれどね?
「まったく、お前には敵わないな? ハニー」
「……ふふっ」
ふたりで顔を見合せて笑って、そして心から幸せだなぁって、思った。
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