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恋煩い日記

2012年は毎日何かを書こう、という目標のもといろいろな創作をするブログになりました。

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音羽誕2014

ときメモGSにハマって、オタク生活を復活させて早5年。
二次元好きキャラランキングが変わりそうなくらい、今好きな人が音羽慎之介君です。

去年の誕生日は、ときレスサービスインからわずか3日というわけのわからない状態で行われて。
もちろんクエストとかイベントとかもなにもなくて、ときchにお誕生日おめでとうイラストが公開されるだけだったんだけど、
今思えば、あのお誕生日イラストがすごく素敵だったから、私は音羽くんのことが好きになったのかもしれない。それくらいのファーストインプレッションだった。

それからいろんなことがあって、そして一年たって。
今日という日を迎えて、ツイッターとかでたっくさんの人にいっぱいいっぱいおめでとう、ってお祝いされている音羽くんを見て、とても嬉しくなったよね。
去年の誕生日とは全然違って。みんなすごく愛情のこもった言葉を贈っていて。

私は本当に、深読みしすぎだと思うんだけど、でもシンくんはこれで生きていて良かった、って思ってくれるかな、って少し思ったりもした。
仲間ができて、競い合うライバルができて、友達ができて、好きな人もできて。仕事とやりたいことが見つかって。
シンくんは、一年間でものすごく変わったね。

幸せな誕生日を過ごしてくれていると、とても嬉しいな。
お誕生日おめでとう。生まれてくれて、ありがとう。



続きは完全なる妄想小話。隊長と。いつか、ツイッターでつぶやいたような気もするネタ






(誕生日)
※ゲーム本編ではレス子とデートしてたはずですが、そのあとお仕事してたということにしてください……



 そろそろ日付が変わろうという時間だった。
 俺はまだ目を通しておかなければならない資料があったので、寮の自室で机に向かっていた。

 コンコン。
 扉をノックする音に気がついて、一瞬だけ誰だろうと思ったが、こんな時間に来るのは一人しかいないと思い当たった。

「霧島くん、寝てた?」
「いや、まだ仕事中だ」
「そっか、入っていい?」
「ダメだと言っても来るんだろう」
「ふふ、お見通しだね」

 思った通り、シンが枕を持って立っていた。

 シンがここに来て間もないころはよくこういうことがあった。
「ひとりで眠るの、慣れていないんだ。だから霧島くんのところで寝てもいい?」
 いい年になる男がいう台詞ではないと思ったが、一度突っぱねたら翌日寝不足の酷い顔で大変だったことがあったので、それからはなんとなく部屋に入れるようになっていた。
 シンは最初は慎ましやかに「ソファで寝る」とか言っていたのに、いつの間にか「一緒にベッドで寝ようよ、入れるよ我慢すれば」などと言い出し、更には先にベッドに上がり込み、後から眠ろうとした俺が入る余地がない、なんていうこともあった。
 魁斗が加わり三人になって3Mjとして活動しはじめてからはだんだんとそういうことも減っていたので、今日はとても珍しい。

「去年のことを思い出したんだ」

 シンを招き入れ、俺はまた机に向かい、資料を広げた。その俺に、シンはいつもの調子で話しかけてくる。

「去年、とは」
「誕生日。僕の」
「ああ」

 今日は、シンの誕生日だった。夕方までオフだったシンは、ずっとどこかに出かけていて、そこから戻って来てからは終始ニコニコと機嫌が良かった。夜遅くまでの仕事にもなにも文句を言わなかったくらいだ。
 こういう業界ではよくあることだが、撮影の終了後にスタッフのみなさんがシンの誕生日を祝ってケーキを出してくれた。
 スタッフさん達は甘い物好きのシンのために、有名店のケーキを用意してくれていた。総勢30人以上ものスタッフと、俺とカイト、更には隣のスタジオにいたX.I.P.の三人に囲まれて、シンはやはり嬉しそうに笑っていた。

「あんな風に誕生日を祝ってもらったの、僕初めてだ」
「そうか。俺だって、あんなに大勢に祝ってもらったことはないかもしれないな」
「去年は、霧島くんと二人だったもんね」
「ああ、そう言えば、そうだな」

 去年のシンの誕生日は、デビューしたばかりで、まだそれほど大きな仕事もなく、シンの誕生日は完全オフだったのだ、確か。

「この一年で、随分いろいろ変わったね」
「ああ。俺たちが、努力した成果だと思って良いだろう……おそらく」
「うん。僕ね、今日は生きていてとても幸せだと思った」

 思わず、俺は後ろを振り返った。背中越しに曖昧に聞いてはいけないことなんだと、直感で察した。

「ねえ霧島くん。僕は幸せだ。この一年で、友達ができて、仲間ができて、ライバルができた。やりたいこともあるし、好きな人もいるよ。すごいことだよ」
「ああ。お前は変わったよ、シン。もう、高いところで泣く必要はないだろ?」
「……はは。やっぱり霧島くんにはバレてるか。うん。……たぶんね、今のところは」

 まだ、これでも足りないというシンはどれだけ貪欲なのだろう。
 しばらくなにも言えずにシンと向かい合っていたが、唐突に彼はころりとベッドに横になってしまった。

「うーん。でももう、寝るよ~。今日はケーキいっぱい食べたから、おなかが重い……」
「シン、明日筋トレ倍やっておけよ」
「えええー……おやすみ……」

 情けない声を出して、シンは頭から毛布をかぶって顔を隠してしまった。
 しかたのない奴だ。明日は、俺も付き合って筋トレメニューを増やすしかないか。そんなことを思いながら、まだ終わらない仕事の資料読みを再開する。

 ふと時計を見ると、既に日付は変わっていた。



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