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恋煩い日記

2012年は毎日何かを書こう、という目標のもといろいろな創作をするブログになりました。

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疑わしいことこの上なし

このときに書いたスーパーで、またぎんたまの、今度は前ED曲がBGMとしてかかっていた。非常に疑わしい。選曲担当者は絶対にアニオタ。



今日の記事はピュアな赤城好きな方には衝撃的かもしれないのでたたんでみます。




何か血迷っていたみたいで、ここ数日「ものすごく変態的な赤城が書きたい!」とかひそかに思っていました。「恋煩い」さんでは書けないような作風で。
「ああ、僕は変なんだ、でも慣れてもらうしかない」というセリフを悪い方向につかう気満々でした。

で、ノリで書きすすめてみたんだけど、途中で赤城がそんな行動をとる理由が思いつかなくなったのでやめた。
もともとそういう性格なんだ、デイジーに見せてたのは表の顔で、裏があるんだよ!裏の顔が本当の赤城なんだよ!
とか言い訳しようと思ったけど、そんな奴が何度も出会ってるデイジーの名前も連絡先も聞けないほど緊張したりスッチャーのライブ誘うのに「たまたま手に入って」とか言い訳するわけないんだもんね!
というか赤城のいいところはそういうところなのに、そこを否定してどうするよ!!

なんか本当に、血迷っていたみたいです。取り返しのつかないことをする前に我にかえってよかった。


というわけで(どういうわけか)赤城はやっぱりピュアな男だ! と一人で結論付けました。
告白して断られたときに「もし魔法が使えたら……」とか、卒業式の日に「どうしても確かめたくなって」教会まで来ちゃうとか、そんな可愛い子他にいないから!!



そんで、できたのが、赤城が大好きなデイジーのお話。こんなのどうぞ。






最近、気になる人がいる。
高校に入って、新しい友達がたくさんできたけれど、その誰よりもずっとその人のことばかり考えているのに気がついてしまう。
男の子のことが好きになるとか、恋をして彼氏ができるとか、ドラマや小説の中の話でまだまだわたし自身には縁のない話じゃないかと思っていたんだけれど、もしかしたら、これを恋っていうんじゃないか。そんな風にわたしは思う。
その彼は、赤城一雪くんという。とはいえ、わたしが知っているのは彼の名前と、彼がわたしと同い年のはばたき学園の生徒で生徒会執行部をしているということくらい。
電話番号も、メールアドレスも知らない。彼とは町中や、彼が生徒会の用事で羽ヶ崎学園に来たときに偶然に出会うだけ。そんなだから、長く一緒に話をしたこともないし、名前以外のことをいろいろ聞いたりすることもできないでいるのだ。



「へぇ。雨宿りで偶然知り合って、そのあとも何度も会うなんて、それってもしかして運命ってやつなんじゃないの?」
「そ、そんな運命だなんて、大げさだよ遊くん」
「そんなことないよ! ねえねえおねえちゃん、その赤城さんって人、どんな人なの? 顔はカッコいい? 背は? 声はどんな?」

お隣の遊くんとおしゃべりをしていたときにうっかり口を滑らせてしまって、わたしは遊くんに赤城くんのことを聞き出された。
他校生だし、学校の友達にはあまり話していなかった赤城くんのこと、聞き上手の遊くんにいろいろと話してしまう。

最初に会ったときはカッコいい人だなって思ったこと。
でも意外と意地悪なところがあって、悪気はないみたいだけどちょっと口が悪いところがあること。

「第一印象はどんなだったの? いい人だと思った?」
「うーん、人のこと、意地っ張りだなんてはっきり言うし、ちょっと感じ悪いなって思ったけど、「風邪引くなよ」って言ってくれたし、優しいとこもあるのかな、って感じたかな」
「ふーん。さすがのおれも、はば学のほうには遠くてあまり行かれないからなぁ……、おねえちゃんの役に立ちたいけど」
「ありがと、遊くん」

そう言うと遊くんはえへへ、と満足そうに微笑んだ。本当に遊くんはいい子だなぁ。こんな弟が本当にいたらよかったな。
そんな風に赤城くんの印象は最初はあんまりよくはなかったけど、何度か会って話をするうちに、赤城くんの性格がちょっとだけ分かったかな、っていう気がするんだ。たまに失礼なこと言われちゃうけど、すぐにそれに気づいて謝ってくれるし、いい意味でも悪い意味でも素直なのかな、って今は思ってる。

「はば学に入れるなんて、きっとすごく頭がいいんだと思うの。そのうえ生徒会もやってるんだから、きっとすごく優秀な人なんだよ」
「すごいやおねえちゃん。赤城さんとケッコンしたらタマノコシだね!」
「け、けけ、けっこんだなんて、遊くん、気が早すぎるよ……!」

あたふたとするわたしを見て、遊くんはあははは、といたずらっ子みたいに笑った。
……もう、年上をからかうなんて、意地が悪いんだ。

「おねえちゃん、今度赤城さんに会ったらちゃんと連絡先を聞くんだよ! そうじゃないとケッコンどころかデートにも誘えないじゃないか」

遊くんはそう言うけれど、デートだなんてまだまだ考えられない。
わたしはこうして赤城くんのことをすごく意識してしまっているけれど、向こうはどうだか分からないもの。何度かよく会う単なる知り合い、くらいにしか思われていなかったら。それなのに調子に乗ってデートになんか誘ってしまったらどうなるだろう。
そうなったら今の関係まで崩れてしまいそうで、だからわたしははばたき学園に行けば必ず会えるって分かっているのにそうすることはできないで、お休みの日に偶然で会えることを期待して外の出かけてうろうろ歩き回るくらいしかする事ができないでいた。

次に赤城くんに会えるのはいつだろう。登下校の道で、放課後の校舎の中で、わたしは夢みたいにそんなことばかり思っていた。





かわいいな!! やっぱり赤主は可愛い!!赤主最高だ!!

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